私は「長期分散低コスト」を大原則に、時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドと個人向け国債変動10年に分散して運用しています。全世界株式インデックスファンドの運用先には個人型確定拠出年金(iDeCo)、少額投資非課税制度(NISA)、課税口座があります。個人向け国債変動10年は課税口座に置いています。税制優遇制度であるiDeCoもNISAも資産形成を強力に後押しする制度です。どちらも可能な限り活用したいですが、個人的な優先順位は明確に存在しています。
iDeCo第一

私はiDeCoを最優先、その次がNISA、大きく離れて課税口座といった順番で優先順位を考えています。確かにNISAの非課税運用期間無期限、口座管理手数料なしは超強力です。しかし、iDeCoの掛金全額所得控除はNISAにもない強すぎる制度です。税引後のお金でしか運用できないNISAに対し、iDeCoは実質的に税引前のお金を運用できます。運用期間が長くなればなるほど、iDeCoの所得控除の効果は大きくなります。iDeCoは取り崩し時に税金がかかりますが、受け取り方によって退職所得控除または公的年金を活用できるため税負担は基本的には小さくなります。受取時の税金や運用時の各種手数料を考慮したとしても、専業主婦ら一部の例外を除き大半のケースでNISAよりiDeCoの方が有利です。所得控除により税引前のお金で運用できるのが決定的です。
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