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共働きなら、まずiDeCo

iDeCoイラスト 株式投資の心構え
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 こんにちは、「共働きの運用、まずiDeCo NISA併用、夫婦間贈与も」と題した記事が26日付日経朝刊24面「マネーのまなび」に掲載されました。識者の言葉を引用する形で「投資資金に余裕のある共働きなら(中略)税優遇が大きいiDeCoの枠から優先的に使い最大限活用したい」と訴えています。理由として、拠出した掛金が全額所得控除となり、運用中の運用益が非課税になる点を挙げています。資産引き出し時に運用益も含めて課税対象となるものの、退職所得控除や公的年金控除を使える点も付記しています。私も専業主婦ら課税所得がない、あるいは課税所得が極めて小さい、短期間の勤務で勤務先の退職金が極端に巨額といった場合を除き、大半の人にとっては少額投資非課税制度(NISA)よりもiDeCoを優先して活用したほうがいいという意見です。iDeCoに満額拠出した上でさらに毎月リスク資産に回せるのならば、NISAも活用するという考え方です。私の一家は「iDeCo最優先」「可能ならばNISA」の考え方で一致しています。

※自分にとってiDeCoはどの程度の所得控除の効果があるか、NISAに比べてどの程度有利かといった話は人それぞれ異なります。結局、ご自分で計算してご自分で判断されるしかないと考えます。ブログの今回の記事はあくまで一般論の話です。

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NISAはいつでもできるが、iDeCoは…

共働きの運用、まずiDeCo 新NISAもダブルで活用 - 日本経済新聞
2023年に世帯数が1200万強と専業主婦世帯の約3倍になった夫婦共働き。世帯収入は一般的に片働きに比べ多くなりやすい。この強みを生かして新しい少額投資非課税制度(NISA)と個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)を夫婦で併用すれば、税優...

 詳しい記事の内容は当該日付の朝刊もしくは上のリンクにある日経電子版の該当記事(有料会員限定記事)でご覧ください。記事では、iDeCoとNISAの制度の説明やiDeCoの節税額の計算式と掛け金の違いによる例、共働きでiDeCoとNISAを併用する例、iDeCoとNISAで運用する商品の例などが記されています。加入時や拠出時、運用指図者時にかかる手数料や資産引き出し時の課税(退職所得控除または公的年金控除後)を加味したとしても、税引き後のお金で運用するNISAに対し、実質的に税引き前のお金で運用できるiDeCoの方が運用総額は大きくなり大半のケースで有利です。運用額が大きくなればなるほど、運用期間が長くなればなるほどiDeCoの優位性は高まります。さらに、iDeCoは一度使わなかった分の投資枠はどんなに天に祈ろうが泣き落とししようが二度と復活しませんが、NISAは今余裕がなくて投資できなくても投資枠はなくなりません。iDeCoに積み立てできる期間は65歳までですが、NISAは自分の命が尽きるまで一生できます。課税所得がゼロまたは極めて少ないなどの状況でない限りは、「まずはiDeCo」と考えて問題ないと思います。なお、iDeCoが「手数料がかかるNISA」に成り下がってしまう専業主婦でも、ほとんどのケースで課税口座よりはiDeCoの方が圧倒的に有利であると申し添えます。

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