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資産運用で99点をとる(ミニ書評)

資産運用で99点 ミニ書評
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 こんにちは、ソフトウェアエンジニアのHayato Itoさんが「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」と題した本を発売しました。著作によると、2020年1月にサイトで公開した同名の記事を元に本にまとめました。事実や理論にしっかり基づきながら、誰でも簡単に実施できる資産運用の方法が具体的に記されています。最初に結論から記されているのも、よりとっつきやすく読みやすいと感じました。リスク資産を運用する上で基本に忠実で王道といえる手法が示されています。これから投資を始める人、投資初心者、中級者、上級者問わず必読の一冊だと思います。

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リスク許容度の範囲内で資産配分を守りインデックス投資

資産運用で99点

 著作では、個人型確定拠出年金(iDeCo)、少額投資非課税制度(NISA)、(余裕があれば)課税口座を活用し、毎月積み立てで全世界株式などの時価総額加重平均型の低コストインデックスファンドに投資をすると結論付けています。資産運用を始めた直後やまとまった資金が入った時など十分な余剰資金があれば、リスク許容度の範囲内で適切な資産の割合を一括投資すると付言しています。株式や投資信託といった「リスク資産」、現金などの「無リスク資産」の配分をどう考えるかが最重要だと訴えています。リスク資産には時価総額加重平均型インデックスファンドを選択し、現金などの無リスク資産との配分をどのようにすればいいかを具体例とともに示しています。リスク資産の最大損失額の目安として、相当保守的に見ればマイナス50%としています。資産運用は「現金とリスク資産の比率を適切な値に調整する」ことに集約されると結論付けています。まったくもって同意です。当ブログの考え方と一致します。インデックスファンドが強い理由やリスクとリターンの関係、Q&Aもあり、楽しく読めます。リターンは平均でなく中央値で判断すべきで、リスクが大きくなると期待リターンを下回る各柄率が高くなると記されています。iDeCo、NISA、特定口座のお得度の話もあり、点数は私の考え方とも一致します。お得度の計算式も示されています。最後の20箇条はぜひ頭に刻み込みたいです。株式市場が荒れ狂う時、読み返した本が増えました。Hayato Itoさん、ありがとうございます。

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