こんにちは、三菱UFJアセットマネジメント(三菱AM)は6月13日からeMAXIS NASDAQ100の運用管理費(信託報酬)を年0.2035%に引き下げます。従来の信託報酬は年0.44%ですので、半分以下の運用コストとなります。三菱AMが16日、発表しました。従来のファンドを見捨てて新たな低コスト投資信託を設定する形でなく、既存のファンドのコストを引き下げたのは大いに評価できます。なお、NASDAQ100連動投資信託の中で最安水準となります。
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純資産総額1,000億円超
https://www.am.mufg.jp/corp/topics/__icsFiles/afieldfile/2024/05/15/oshirase_240516.pdf
eMAXIS NASDAQ100は2021年1月末に運用を開始し、純資産総額は1,000億円を超える規模となっています。今回の信託報酬引き下げはライバル会社のNASDAQ100投資信託への対抗引き下げとみられます。少額投資非課税制度(NISA)の成長投資枠で投資対象となっています。設定以来分配金を出しておらず、配当金をファンド内で再投資して国内配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用を実現しています。業界最低水準の運用コストを目指すeMAXIS Slimシリーズではなく、必ずしもコストを引き下げてこなかったeMAXISシリーズでコストを引き下げたのは、正直サプライズでした。販売会社にある対面系金融機関に信託報酬引き下げをよく飲ませたと思います。
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