インデックス投資の「教科書」、新NISAに対応

　こんにちは、「長期・分散・低コスト」を原則に、時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドに投資をしていく上で最良の「教科書」と言われている「お金は寝かせて増やしなさい」（水瀬ケンイチ著）の改訂版が出版されました。生涯及び年間投資上限枠が大幅拡充されるなどした少額投資非課税制度（NISA）に完全対応している内容です。リスク許容度や資産配分の大切さや考え方、インデックス投資の投資対象となる投資信託のメリット、デメリット、株式市場の浮き沈みに左右されず投資を続けていくこつ、水瀬氏が20年超続けていく上での体験してきた「20年実践記」が盛り込まれています。「20年実践記」では、新型コロナに見舞われながらもその後急上昇した2020年以降の話も追加されています。ぜひ、多くの人に手に取って読んでいただきたいです。

　水瀬氏から「改訂版お金は寝かせて増やしなさい」をご恵贈いただきました。前回の漫画版に引き続き、本当にうれしいのと恐れ多いのが織り交じった気持ちです。水瀬氏のこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

20年超の経験、ノウハウが詰まる

　「20年実践記」では、2004年以降の各年の水瀬氏のインデックス投資を続けてきた記録が詰まっています。かつては、いいインデックスファンドがなかなかなく、やっとの思いで見つけても繰り上げ償還されてしまい、運用に苦労されていたエピソードも記されています。水瀬氏の言葉通り、「長期、分散、低コスト」の原則に合致したインデックスファンドに簡単に投資ができる今の環境は極めて恵まれています。リーマン・ショックをはじめとした大暴落を乗り越え、繰り上げ償還やファンドを乗り換えるなど苦労しながらも発信を続けてきた水瀬氏ら先人のおかげだと思います。感謝しかありません。「売らずに我慢するテクニック」や先人の言葉は必見です。