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リスク許容度と資産配分の確認を…

株式投資の心構え
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 こんにちは、2024年の正月3が日が明け、非課税期間無期限、年間・生涯投資上限額が大幅拡充されたNISAの取引がスタートしました。「年間投資上限額(にほぼ近い)360万円注文」なんていう交流サイト(SNS)の書き込みも見かけるかもしれません。課税口座にある資産をNISAに一気に移し替えて年間投資上限額の360万円埋めちゃえと思っている人もいるかもしれません。確かに、リスク許容度の範囲内で、資産配分が合っているならば一括で投資するのは極めて合理的な行為と考えられるので異論はありません。しかし、NISAの非課税枠を早く埋めることに頭がいっぱいになって、無理して焦って年間投資上限額を埋めようとしているならば危険な兆候だと感じてなりません。株式の割合がリスク許容度を上回っていないか、資産配分は適切かどうか冷静に確認し、見詰め直した方がいいと思います。

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生涯投資上限額は逃げないし消滅しない

NISA恒久化イメージ
NISAの抜本的拡充・恒久化イメージ(金融庁資料より引用)

 NISAの生涯投資上限額を早く埋めることばかりに視野が狭くなり、リスク許容度を超える投資をした結果、運用資産の急激な下落や暴落に見舞われ夜も眠れないぐらい不安になったら健康に極めて悪いですし、仕事や対人関係に悪影響が出てしまうかもしれません。耐えきれなくなり、資産を投げ売りしてしまったら目も当てられません。「NISAは翌年に売った簿価(元本)分が復活するから問題ない。安値で買い直せばいい」と考える人もいるかもしれませんが、そもそも売買のタイミングを見極めるのは専門的な訓練を積んだ機関投資家のほとんどの人がうまくできないでいます。いち個人投資家レベルでは到底無理と考えるのが妥当だと思います。NISAの生涯投資上限額は、後述する「不合理かつ意味の分からない使い方」をしない限りはみんな等しく簿価で1,800万円分あります。最速5年で埋めようが、自分のペースで30年かけようが等しく1,800万円です。「成長投資枠にしか投資をしない」や「老後はつみたて枠のインデックスファンドを売却し、インカムを重視して成長投資枠で高配当株式やETFを買い直す」といった「マゾ」な「縛りプレー」をしない限りはです(「老後は…」のくだりは一部のインフルエンサーがまことしやかに「NISA戦略」としてドヤ顔で強弁しているそうです。何を食べたらそういう考え方になるか全く理解できません)。なお、成長投資枠だけに投資をする場合の生涯投資上限額は3分の2の1,200万円にまで制限されます。これに対し、つみたて枠だけに投資をする場合でも、つみたて枠、成長投資枠を併用する場合同様に問題なく満額の1,800万円が生涯投資上限額になります。リスク許容度の範囲内で資産配分を守った投資を続け、NISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)を無理なく可能な限りフル活用するスタイルで投資を続けていきたいです。

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