eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の純資産総額が25日、9兆円を突破しました。国内投資信託で純資産総額ランキング2位につけており、徐々にではありますが、首位のeMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)との差は詰まりつつあります。流石に国内投資信託初の10兆円ファンドはスリムS&P500が近日中に達成しそうですが、このままの状況が続けばいずれ逆転するのではないかとみています。
長期分散低コストを地でいく

オルカンは時価総額加重平均型の全世界株価指数「MSCI ACWI」(円ベース、為替ヘッジなし)に連動しています。運用管理費用(信託報酬)は本場の米国上場投資信託(ETF)でもトップクラスの安さといえる年0.05775%以内で、購入時手数料や信託財産留保額はかかりません。直近の総経費率(実質コスト)は年0.08%程度です。世界の47カ国・地域の株式約2,500銘柄に投資しています。世界の直近の月次報告書によると、先進国株式(除く日本)85%、新興国株式10%、日本株式5%前後の配分となっています。米国株式が64%を占めています。設定来分配金を出さずに国内配当課税を繰り延べる形でファンド内で配当再投資をしており、効率的な複利運用を実現しています。少額投資非課税制度(NISA)、個人型確定拠出年金(iDeCo)と相性がよく、NISA、iDeCoを通じて保有するのはもちろん、課税口座で保有するのにも最も適しているといえる一本です。

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