「長期分散低コスト」を基本線に低コスト時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドといったリスク資産と個人向け国債変動10年などの無リスク資産に投資を続けていく上で、可能な限り長く無理なく続けていく秘訣(ひけつ)は、受け入れられるリスク(リスク許容度)に応じたリスク資産と無リスク資産の配分にしていくことです。年末年始は自分の資産配分やリスク許容度が適切かどうかを見極める好機の一つです。ちょっとした空き時間30分~1時間もあればできる作業です。
適切なリスクで

無理にリスクを取りすぎてしまったり、反対にリスクを取らなすぎるのは、運用を続けられなくなったり、大きく資産を増やせなくなったりしてしまう要因になりかねません。特に年末年始は少額投資非課税制度(NISA)の生涯投資枠を最速で埋めたがる人たちの一部が交流サイト(SNS)で騒がしく発信しやすくする時期です(NISAを最速で埋める行為がリスク許容度の範囲内で適切な資産配分の上での話ならば大筋で合理的な行動と言えると念のため付け加えます)。そうした「NISAのRTA」勢につられてリスク許容度をはるかに上回る投資行動をしてしまうのは本末転倒の限りです。長く運用を続けられなくなる原因につながりかねません。

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