全世界株式の代表的な指数であるMSCI全世界株価指数(ACWI、現地通貨建ては23日、1,220を付け連日で最高値となりました。日経電子版が報じました。報道によると、2025年の上昇率は23日現在、19%と2024年(18%)を上回っているといいます。人工知能(AI)関連銘柄がけん引する米国株式を中心に、欧州やアジアの株式も上昇が続いていると述べています。ちなみに円建てのACWIはeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)や楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽カン、楽天オルカン)など国内の低コスト時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドが連動しています。上昇はありがたいですが、どんな時も忘れてはいけない話はあります。浮かれるのは厳禁です。
リスクを取りすぎていないか
詳しい記事の内容は上のリンク(有料会員限定記事)をご覧ください。株価が上昇していようが、横ばいだろうが、下落していようが、暴落していようが、絶対に忘れてはいけないのは、オルカンなどのリスク資産に受け入れられるリスクを超えてしまう額や割合を投じていないかということです。平たく言うと、リスクを取りすぎていないかということです。資産運用の鉄則は「長期分散低コスト」、「リスク許容度の範囲内」です。できるだけ長く、資産を分散させて、できるだけ低コストで投資して運用することが無理なく続けながら効率的にリターンを向上させる秘訣(ひけつ)です。リスク許容度を上回ってリスク資産に投じてしまうと、ちょっとした株価下落や急落時、いずれかならずどこかで来る暴落時に不安を感じやすくなり、運用を続けられてなってしまう大きな原因につながりかねません。どんな時もとても大切な話ですが、こういった歴史的な絶好調の相場でこそ、特に思い出したい鉄則です。

コメント