上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託で、純資産総額が1兆円を超えるのは過去最多の11本になりました。日経電子版が報じました。報道によると、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(スリム先進国株式除く日本)が9月5日に純資産総額1兆円超投資信託の仲間入りをしました。11本の内訳はインデックス型が6本で、アクティブ型が5本です。インデックス型のうち5本は少額投資非課税制度(NISA)のつみたて投資枠対象。残り1本は確定拠出年金(DC)専用投資信託です。6本はいずれも基軸指数とされる時価総額加重平均型のS&P500、全世界株式、全米株式、先進国株式投資信託です。しかも低コストでおおむね長期の資産形成に向いています。
オルカン7兆円超

「1兆円超ファンド」が続々誕生 過去最多の11本に - 日本経済新聞
国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)で、純資産総額(残高)が1兆円を超えるファンドが相次いで誕生している。三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本)」が9月5日に初め...
詳しい記事の内容は上のリンクの通りです。報道によると、9月11日現在の純資産総額首位はeMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)で8兆円超です。歴代でも過去最高水準の規模を更新し続けており、純資産総額10兆円超も視野に入っています。2位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)で、純資産総額7兆円超にまで伸びています。かつて日本の投資信託の純資産総額ランキング上位といいえば高コスト毎月分配型投資信託で埋め尽くされたり、その時のはやりのアクティブファンドが入ってきたりしていました。記事にある通りNISA制度の後押しを受け、真っ当な低コストインデックスファンドが日本でも多くの人に評価されるようになったといえます。ただ、毎月分配型投資信託はまだランキングに残り続けていて、最近では毎月の資金流入額がスリムS&P500をも上回り、首位のオルカンに迫っているものさえあります。
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