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半数超が10%超損失を…

半数超が10%超損失を… 株式投資の心構え
イメージはChatGPTで生成
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 東証マネ部が投資信託協会のアンケートを元に、投資信託に期待するリターンを許容できる損失について記したコラム「【調査を読み解くシリーズ】投資のリターンや損失の可能性に対して現実的な視点を持ちましょう」を掲載しました。調査結果を元に投資リターンへ過度の期待が見受けられるとした上で、受け入れられる損失を認識したうえで投資対象を選択することが大切だとしています。自分の受け入れられるリスクを再認識するのに参考になりそうな調査結果なので共有します。正直言って、基本的なリスク資産である時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドで1年間で10%超の期待リターンを期待するのはかなり強気すぎるように感じてなりません(先進国株式でも、全米株式でも、S&P500でもしかりです)。それでいて受け入れられるリスクが10%以下なのは虫が良すぎます。1年で30~40%の損失は当たり前に覚悟しなければならないですし、ことさらに運が悪いと、1年で瞬間最大で50%超の下落さえも起きます。事実、新型コロナショックの時は高値から最大30%超、リーマン・ショックで最大50%超の下落に見舞われました。

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年10%超のリターン期待が3割超

【調査を読み解くシリーズ】投資のリターンや損失の可能性に対して現実的な視点を持ちましょう | 東証マネ部!
「調査を読み解く」シリーズの第4回です。今回のコラムでは、投...

 詳しい調査結果の表は上の二つの【表】をご覧ください。詳しい記事の内容は上のリンクをご参照ください。期待リターンで運用資産(元本100万円)が1年で110万円超(年10%超)を期待する人が全体の30.9%いました。1年の全世界株式のリターンは10数%で、ここ5~10年の全世界株式は10%前後です。はっきり言って歴史的に見てできすぎです。こうした結果から大きなリターンを期待してしまっている人もいるのかなと感じていますが、一般に期待リターンは年数%(4~7%)とされています。受け入れられるリスクで、運用資産(元本100万円)が10万円損失以下(年10%以下)の人の割合が全体で69.4%もいました。現在投資している人でさえも50.7%います。損失をほとんど受け入れられないということが決して悪いわけではありません。置かれた家庭環境や金融資産状況、性格も人それぞれ違いますので一概にリスクをどこまで受け入れろとまでは言えません。ただ、一般に全世界株式のリスクは年15~20%です。仮に期待リターン年5%、リスク年20%(その時々で数値は変わりうるのであくまで目安です)とすると、68%の確率で1年後のリターンは25%~-15%の範囲内になります。95%の確率で1年後のリターンは45%~-35%、99.7%の確率で1年後のリターンは65%~-55%になります。期待リターンが5%としても、1年後のリターンは大きくばらつきがあり、1年で30%超えの下落は当たり前に覚悟しないといけないでしょう。超運が悪い(リーマン・ショック時など)と50%を超える下落に見舞われます。

受け入れられるリスクを基準に

継続できる損失
東証マネ部!より引用
1年後の期待リターン
東証マネ部!より引用

 リスク資産、無リスク資産の配分は受け入れられるリスクを基準にするのが大原則です。先の例に出した全世界株式インデックスファンドの期待リターンが年5%、リスクが年20%ならば、少なくとも95%の範囲内で起こりうる年45%~-35%は当たり前に想定しなければならないと思います。仮に年10%前後の損失しか受け入れられないのならば、全世界株式インデックスファンド30%、個人向け国債変動10年70%の配分にすると、期待リターンが年1.57%、リスクが6%になります(個人向け国債は財務省が破綻(デフォルト)しない限り元本が確保され、デフォルトの可能性はゼロとみなしていいレベルなので事実上無リスク資産とみなします。個人向け国債変動10年の期待リターンは年1%、リスク0%としています)。この資産割合ですと、95%以内の確率で年13.57%~-10.43%の範囲内となります。なお、期待リターンや直近の好リターンに目がくらみ、ハイテク株価指数に2倍のレバレッジをかけた投資信託を保有するのは多くの人にとっては厳しいのではないかと思います。ちょっと相場が悪いと1年で50%超の下落が当たり前に起きた上に、70~80%を超える下落をものともしない強烈なリスク許容度が必要になります。まあ、私には無理です(苦笑)

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