国内公募投資信託の純資産総額は7月末現在、QUICK資産運用研究所の推計で261兆343億円となり、2カ月続けて過去最高を更新しました。増加は3カ月連続です。日経電子版が報じました。日経電子版によると、前月末比で6兆7,096億円上回りました。国内外の株価上昇に加えて円安が進行し、海外株式投資信託の運用成績が好調となったためとしています。春にトランプ関税の影響で株価が一時急落したものの、その後は一貫して急上昇しつづけています。その時々の経済政策や株価、為替変動に振り回されず、受け入れられるリスクの範囲内で資産配分を守ってリスク資産と無リスク資産を運用し続けることが大切だと思います。
過去最大額更新

7月末の投資信託残高、過去最高の261兆円 - 日本経済新聞
国内公募投資信託の7月末の純資産総額(残高)はQUICK資産運用研究所の推計で261兆343億円となり、2カ月続けて過去最高を更新した。増加は3カ月連続で、前月末を6兆7096億円上回った。円安が進んだことで為替リスクを取りながら運用する海...
詳しい記事の内容は上のリンクからご覧下さい(無料会員限定記事)。日経電子版によると、上場投資信託(ETF)を除く非上場投資信託が前月比6兆2,749億円増の168兆2,608億円と過去最高を更新しています。純資産総額は全世界株式や米国株式といった外国株式投資信託が主力で、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)も外国株式投資信託に分類されます。無論、オルカンは株高や円安の追い風があったのとともに、少額投資非課税制度(NISA)や確定拠出年金(DC)などを通じて国内トップクラスの資金流入があります。ETFの残高も過去最高の92兆7734億円でした。なお、ETFは年金基金や生保、銀行、日銀といった機関投資家が保有する東証株価指数(TOPIX)や日経平均連動型が純資産総額の大きい部分を占めています。まあ、相場が好調でも、不調でも、運用していく上でやることは変わりません。
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