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毎月分配型、分配金の26%が元本

毎月分配型、分配金の26%が元本 株式投資の心構え
イメージはChatGPTで生成
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 2025年5月までの1年間に国内の毎月分配型の非上場投資信託から払い出された分配金のうち、推計で26%が元本を原資に払い出しているだけの元本払戻金でした。日経電子版が報じました。報道によると、ピークとされる2009年5月までの1年間の90%が元本払戻金だった頃に比べれば大幅に低下しているとしています。それでも、記事で指摘している通り、4分の1が元本を原資としている時点でまだまだ大きいと言わざるを得ません。そもそも、毎月分配型投資信託ほど割に合わず、金融情報弱者向けの投資信託はないと個人的には思っています。デメリットを分かっていて、運用会社の応援のために買っているとかいうならばそれはそれで否定しませんが、変なインフルエンサーに交流サイト(SNS)に煽られて買っているのならば、考えものです。最近、全世界株式の高コスト毎月分配型投資信託が巷で人気で週ベースによってはeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)さえも凌ぐ人気のようです。理解に苦しみます。

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オルカンを自動定期売却でいい

毎月分配型、分配金総額の26%は「投資元本」 - 日本経済新聞
毎月分配型ファンドは定期的に分配金を得たい投資家向けの運用商品だ。受け取ったお金を月々の生活資金などに充てやすく、特に退職世代の人たちから根強い人気がある。しかし、分配金がすべて運用益から支払われているわけではない。それを知らずに買っている...

 詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。記事では純資産総額が大きい毎月分配型投資信託トップ10の元本払戻金の割合(推計)が示されています。記事では、投資信託の保有者全員の分配金を合算した上の推計値で、個人個人の投資家の分配原資の内訳とは一致しないと注釈があります。もちろん、投資信託の分配率や運用成績によって特別分配金が出やすいか否かは変わってきますが、非上場投資信託の分配金が普通分配金になるか、元本払戻金になるかは、個人個人の運用成績によって変わってきます。そもそも、非上場投資信託の分配金は百害あって一利なしです。どうしても分配金をほしいならば、諸経費を控除した配当金と利子だけが分配金の原資としている低コストの全世界株式やS&P500指数の上場投資信託(ETF)を選べば済む話です。(先進国株式のETFは悪くはないものの微妙なものが多い)ETFよりも合理的なのは、オルカンや楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽カン)など「長期分散低コスト」を満たし、分配金を出さずにファンド内で配当金や分配金を再投資している低コスト全世界株式インデックス非上場投資信託です。楽天証券やSBI証券にある自動定期売却サービスを使ったり、必要な時に必要な分を取り崩したりすれば済む話です。

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