こんにちは、7日から30日まで募集される2025年5月15日発行の個人向け国債変動10年(変動10)の金利が年0.93%(税引後年0.7410705%)と設定され、前回発行よりも利回りが年0.01ポイント上昇しました。算定基準となる10年国債金利(長期金利)が年1.41%(前月比プラス0.02ポイント)でした。日銀が政策金利を追加利上げする観測が続き長期金利は上昇していましたが、ただ足元ではトランプ関税を受けた長期金利急低下(通常の債券価格急上昇)が起きています。それでも、日本の金利は主要先進国に比べまだまだ低い水準にあり、今後の金利下落(通常の債券価格上昇)よりも、金利上昇(通常の債券価格下落)の余地の方が大きい状況が続いているとみられます。しかも、金利が下がり続けたとしても、最低金利年0.05%は補償されています。リスク資産の王道である「長期分散低コスト」に基づく全世界株式インデックスファンドの分散投資先の無リスク資産として、最も有力な投資候補と考えられます。なお、5年固定型は年0.95%、3年固定型は年0.78%といずれも利回りが低下しました。
楽天証券広告
SBI証券広告
トランプ関税株価急落にも無風

個人向け国債は財務省が毎月発行しています。満期は10年(あるいは5年、3年)ですが、発行後1年を経過すればいつでも中途換金ができます。中途換金時に直近2回分の各利子相当額×0.79685が差し引かれます。通常の債券と異なり、たとえ中途換金をしたとしても財務省(日本政府)が債務不履行(デフォルト)しない限り元本割れはしません。地銀はもちろん、メガバンクやゆうちょ銀行、インターネット銀行、信用金庫、信用組合、農林中央金庫、JAバンクなどあらゆる金融機関の預貯金よりも相対的に極めて安全です。しかも、日本政府が破綻する確率は極めて低いとされています。今回のトランプ関税による株価急落、急激な円高ドル安といった全世界株式インデックスファンドにとって往復ビンタともいえる状況下でもどこ吹く風です。ただ、預貯金のように常に引き出せるわけではなく、購入後1年は中途換金ができません。
最適の分散投資先

変動10の金利はメガバンクの期間10年の定期預金金利年0.50%程度と比べ、1.86倍強高いです。日銀の利上げで3月から引き上げられた普通預金金利0.20%程度と比べると4.65倍です。楽天証券と連携(マネーブリッジ)させた際の楽天銀行普通預金の金利年0.28%(預金額300万円以下まで)の3.3倍です。期待リターンに占める為替リスクの割合が極めて大きい外国債券と違い、個人向け国債は為替リスクがありません。例えば、2024年7月から8月初頭に起きた急激な円高株安にも全く無傷、無風でした。4月に入ってからのトランプ関税発表を受けた連日の株価急落にもびくともせず、あらゆるリスク資産が下落していく中、輝いてさえ見えます。全世界株式インデックスファンドの分散投資先として、極めて有力だと思います。こまめに長期金利をウオッチし、ネットをこまめに隅々まで探して、手間暇かけてやっとの思いで見つかるかもしれないプレミアム定期預金金利の大半よりも上回っています。最近は外貨預金と同時に同額の円預金を持つと、そこそこの金利が付与される金融機関も出ているそうです。私個人は外貨預金の諸々の割に合わなさを考えると食指が全く動きません。そもそも、万が一同じことをしたいならば、外貨建てMMFと円預貯金を同時に同額持つ方がいいとしか思えません。預貯金の安全度は残念ながら個人向け国債よりも相対的に劣後します。
コメント