こんにちは、4日の米株式市場で主要500社で構成するS&P500指数は前日終値比で一時2%安となり、米大統領選のあった2024年11月5日の終値5,782.76ポイントを下回りました。米東部時間正午現在、大統領選投票日の終値を下回る水準で推移しています。いわば、トランプ氏勝利による株価上昇分が消し飛んだと言っていいです。報道によると、トランプ米政権がカナダとメキシコに追加関税を発動し、中国への追加関税も引き上げた点から米経済の先行き警戒感が強まったとしています。しかし、おそらく10年後、15年後に振り返ると今の株価変動水準は「そういえば、そんなこともあったっけ?」となっている可能性が高いと思います。
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航路を守って

株価が上がろうが、下がろうが、やるべきことは変わらないと思います。リスク許容度の範囲内になるようにリスク資産と無リスク資産の配分を守った投資をすることです。リスク資産は「長期分散低コスト」に合致する時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンド、無リスク資産は個人向け国債変動10年(または普通預貯金)が概ねいいと思います。現役世代ならば多くは毎月の収入がありますので、必要な支出から差し引いた分を毎月淡々と決まった配分でリスク資産と無リスク資産に投資していくだけです。置かれた状況やリスク許容度が変化することはありえますので、毎月の投資額は変わっても全然問題ないです。反対に資産配分を守っていく上で毎月定額になっても全然いいです。リスク許容度に合った資産配分を維持することが大切です。航路を守った投資を続けていきたいです。別の言い方をすれば、毎月定額投資にこだわる必要は全くないといえます。熱心な営業担当者や御用フィナンシャルプランナー(FP)がよく呪文のように唱えている「ドルナントカ平均法(笑)」という無意味な手法や言葉はこの際忘れたり、無視したりしても何も問題ないとさえ考えていいです。ちなみに、初めてリスク資産に投資するならばリスク許容度に合った資産配分になるように、無リスク資産をリスク資産に一気に振り替えます。分かりやすく言うと一括投資です。
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