こんにちは、個人型確定拠出年金（iDeCo、イデコ）で、月額掛金上限額が12月（2025年１月拠出分）から12,000円から20,000円に引き上げになる確定給付企業年金（DB）加入の会社員や公務員らを対象に、掛金額変更の事前受付が始まっています。主要ネット証券では、SBI証券、マネックス証券、松井証券が10月末を期限とし、楽天証券が10月中旬から申し込み受け付けを開始する予定です。事前受付で掛金額を変更するには現在の掛金納付方法が毎月定額になっているのが条件となっているため、年１回など他の方法で納付している場合は毎月定額に変更する必要があります。書面もしくはWEBでの提出とのことです。慌てたり、焦ったりする必要はないですが、上限額が上がる場合で掛金額を増やしたいと思っている場合は忘れず確実に手続きをしたいです。
楽天証券広告
SBI証券広告
一部では掛金上限額が下がる場合も
厚労省の該当ページや各ネット証券会社の該当ページは上にある各リンクをご覧ください。今回対象となるのは、勤務先でDB、厚生年金基金、国家公務員共済組合、地方公務員共済組合、私立学校教職員共済制度、石炭鉱業年金基金に加入している人です。2025年１月からの毎月の拠出上限額の計算式は「月額55,000円－（各月の企業型確定拠出年金＜DC＞の事業主掛金額＋DB等の他制度掛金相当額）」で、かつ最大20,000円です。多くの人は現行の12,000円より引き上げられ、月額20,000円が拠出上限額になるとされています。ただし、DBとDCの両制度に入っていて合算掛金相当額が大きかったり、DBの掛金相当額が大きかったりする場合は月額20,000円より小さくなる場合もありますし、現行の12,000円よりも下回る場合もあります。いずれにしても、掛金額を変更する前に勤務先に月額で最大いくらまでiDeCoに拠出できるか確認すべきです。なお、今回の記事で扱う内容は、今年末までに具体的な改正内容を決めるとしている拠出限度額の引き上げ方針の話とは別で、既に決定している話であると申し添えます。
コメント