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NISA口座で日本株は十分買われている

NISA恒久化イメージ 株式投資の心構え
NISAの抜本的拡充・恒久化イメージ(金融庁資料より引用)
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 こんにちは、日本証券業協会(日証協)の調査で、1~5月の少額投資非課税制度(NISA)口座の買い付け額約6兆6,000億円のうち、8割が成長投資枠でそのうち6割が個別株式であると判明しました。個別株式の9割は日本株式が買われているとしています。2023年度の個人株主が過去最多の延べ7,445万人となったと報じた日経電子版の記事中で記されていました。日経電子版の記事を元に単純計算すると、日証協が集計したNISAで買われている資産の少なくとも40数%超は日本株式であることが分かります。NISAではeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)などの時価総額加重平均型の外国株式型インデックスファンドばかりが人気を集めて日本株式が不人気のため、NISAで国内資産限定枠(笑)が必要だなんていう一部専門家やインフルエンサーによる提言(笑)はこの事実をもってしても、理屈が通っていないと言わざるを得ないと思います。巷で言われるNISAによる「円安効果」も実際のところ、巨大な為替市場の規模を考えるとどの程度のものであるかも疑わしいと感じています。国内資産限定枠導入提言(笑)は金融庁や政府、国会でもすでに「無理、邪道。導入の予定なし」と明確に否定されている話ですが、隙あらば声高に叫ぶ人がいるのには困ったものだと思います(苦笑)

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自国バイアスは根強い

株高、NISA世代が支え手 個人株主最多の7000万人 - 日本経済新聞
日経平均株価が2日、3カ月ぶりに4万円を超えた。この支え役になっているのが、1月に始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)をきっかけに投資を始めた個人投資家だ。2023年度の個人株主数(延べ人数)は前年度比462万人(7%)増の7445...

 日経電子版の記事で報じられた日証協の調査結果を見てみると、なんだかんだいって国内株式は底型い人気があり、自国バイアスは根強いと感じました。私個人にとってはリスク資産への投資は「長期、分散、低コスト」に基づく時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンド(先進国株式や全米株式、S&P500と読み替えていただいても結構です)への投資に他なりません。一方、世間一般の少なくない人の間では、リスク資産への投資は何だかんだいって個別株式への投資で、大半が自国である日本株式への投資なのだなと確認しました。個人株主が過去最多になったという日経電子版の記事の中に、なかなか興味深いデータが示されていたので当ブログで抜き出してみました。

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