こんにちは、12日から13日にかけ、米国や日本の株価が大幅に上昇しています。S&P500指数は13日に5,000ポイントを割り込んだものの、2月に入り終値で一時5,000ポイントを超えました。日経平均は13日、一時3万8,000円を超えバブル期の最高値まで1,000円を切って来ました。13日のドル円レートは一時150円を超え、日本株式を含め、円換算の株式資産に追い風になっています。株式市場は極めて絶好調といえます。しかし、株高や円安が続いている今こそ、必要以上にリスクを取り過ぎていないか、仮に資産が30~50%超下がっても耐えられるか、見詰め直す良い機会だと思います。
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リスク許容度の範囲内で
国・地域や銘柄、通貨建てで幅広く分散されている時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドでも、極めて大雑把な値ですが年平均リターン5%程度に対し、リスク(1標準偏差)は20%程度あります。一般に暴落とされる2標準偏差程度悪い値を引いた場合、年に35(=5-20×2)%マイナスとなります。リーマン・ショック級の100年に1度とされる3標準偏差クラスの暴落に不幸にも見舞われたら55(=5-20×3)%マイナスと半値以下になります。1,000万円運用していた場合、1年間でそれぞれ650万円、450万円にまで資産が目減りします。どの程度までの下落まで耐えられるか自分ごととして実際の金額で自問自答し、資産変動を気にせず仕事やプライベート、休息、睡眠に問題なく集中できるいわばリスク許容度の範囲内で金額で運用を続けることが大切です。株価が下落してからリスクを取り過ぎていたと気づくよりは、いまのような株高の時に気づいて見直す方が精神衛生上も理屈の上でもより望ましいです。
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