こんにちは、経済評論家山崎元氏は「個人投資家が知るべき、積立投資11の心得」と題した記事を楽天証券コラムサイト「トウシル」に再掲しました。2022年3月に一度公開された記事ですが、山崎氏は「内容的に修正すべき点はない」としています。投資一般の原則は「長期、分散、低コスト」と強調し、積み立て投資(積立投資)が過剰に良く見えてしまう点への注意を記しています。一括投資が最適だと述べた上で、給与所得者ら多くの投資家にとって「まずは一括投資+収入に応じた積立投資」の組み立てが最適と思われると締めくくっています。私もリスク許容度に応じ一括投資した分に加え、毎月積立投資(気持ちは毎月一括投資)をしています。山崎氏が様々な媒体で再三示して来た原理原則は頭に叩き込んだ上で続けていきたいと思います。2024年から新少額投資非課税制度(新NISA)が始まるのを前に、多くの人にとって一読する価値は大いにあると思います。
楽天証券広告
積立投資11カ条
トウシルの該当記事
詳しい記事の内容はトウシルの該当リンクからご覧ください。山崎氏が示していた11の心得は①長期でも過去のデータは将来のリターンを全く保証しない②積立投資の過去推移は元本増加効果で過剰に良く見える③積立投資資産額の過去グラフはリスクが小さく見える④現在のリスクは過去の積み立てで小さくはならない⑤ドルコスト平均法はせいぜい気休め⑥積立投資の初期のリスク額が過小でないかを考える価値がある⑦積立投資は「最適投資額」が定期的に変化していると考えるのは有効⑧貯蓄の自動化で積立貯蓄効果の享受⑨ルール化で実行しやすくする⑩「一括投資+積立投資」で最適な投資になる場合が多い⑪一括投資+積立投資を二世代運用できるといいーとなっています。①に関連し、山崎氏は投資を20年単位で考えた場合、100年のデータを持ってきても「独立している20年」はたった5サンプルしかないと指摘しています。今後の経済構造変化の可能性を考慮すると「長期投資なら損しない」とは言い切れないといいます。理論上も「長期なら損しない」が仮に正しいとしら、投資の高いリターンが成立しなくなるはずだと付け加えています。山崎氏の主張通り、「将来はどうなるか分からない。もしかすると損するかもしれない」というブレ幅があるからこそ、無リスク金利(国債の短期金利等)に加えて「リスクプレミアム」が見込めるとされています。時価総額加重平均型の全世界株式(あるいは全米株式、S&P500、先進国株式)インデックスファンドを含めて株式は、一般に他の資産よりもリスクが大きい一方、リスクプレミアムも大きい傾向にあります。
アマゾン広告
コメント