PayPayアセットマネジメントは28日、PayPay投資信託インデックス世界株式(PayPay世界株)とPayPay投資信託インデックス先進国株式(PayPay先進国株)を新規設定します。いずれも、運用管理費(信託報酬)が国内最安水準です。Quick Money Worldが報じました。新少額投資非課税制度(新NISA)を見据え、低コストインデックスファンドが増えている印象です。
米国ETFに投資
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Quick Money WorldやEDINETによると、PayPay世界株は世界の大・中・小型株式までをカバーするFTSEグローバル・オールキャプ・インデックスに連動を目指します。米国の三つの上場投資信託(ETF)に投資をする形を取ります。売買手数料や信託財産留保額はかからず、運用管理費(信託報酬)は年0.0983%です。PayPay先進国株は日本を含む先進国株価指数FTSEディベロップド・オールキャップ・インデックスへの連動を図ります。米国の二つのETFに投資する手法を取ります。売買手数料、信託財産留保額はかからず、信託報酬は年0.0906%です。いずれも、販売会社はPayPay証券とみられています。低コストインデックスファンドが増えることはありがたいです。ただ、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)などに既に投資をしている人は、あえて新たに出される信託報酬が安い投資信託に乗り換える必要は全くありません。実質コスト(総コスト)がどちらが安いかは現時点で言い切れない上に、そもそも誤差レベルの違いしかありません。筆者個人の予想では多分、オルカンの方が実質コストは安いとみています。あと、一般に運用開始1年目は実質コストは上振れする傾向があります。
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