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「山元式」お金の意思決定の原則

オルカン表紙 株式投資の心構え
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 こんにちは、経済評論家の山崎元氏は楽天証券コラムサイト「トウシル」で、お金の意思決定をする上で頭に入れておくといいとする原理原則を三つ紹介しています。三つの原理は①運用方法の独立性②平均投資有利の原則③成功報酬のオプション性ーです。なかなか興味深く、多くの人に参考になると思います。

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運用方法は一通り

お金の意思決定で損をしない「3つの原理」 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
今回は、現代にあってお金の意思決定をする上で頭に入れておくと「得をする」あるいは「損をしない」原理原則を3つご紹介する。読者にあっては、直ぐに納得できるものも、そうでないものもあるだろうが、何れも考えておく価値があるテーマであることは確…

 詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。今回の記事では「運用方法の独立性」「平均投資有利の原則」の中からかいつまんで山崎氏の主張を紹介したいと思います。なお、「成功報酬のオプション性」は今回の当ブログの記事で取り上げません。ご了承ください。山崎氏はお金をどのように運用したらいいかに関し、年齢・資産規模・経験といったお金の持ち主の属性やお金の使用目的、運用期間の長短に関係なく一通りに決まると語ります。運用方法が一通りに決まる理由として、効率的な運用方法があるのに非効率的な運用方法で我慢するのは嫌だからと説明します。例えば、同じ銀行にまったく条件が同じで利率だけが異なる普通預金が2つあれば、誰でも利率のいい方の普通預金を利用したいだろうと明かします。リスクを取ってお金を増やそうとする運用の場合も、一見複雑に見えますが事情は同じだといいます。人によって違いがあるかもしれないのは、運用資金全体の大きさと、運用資金の中からいくらリスクを取った運用に回すかだけだとしています。「人によって、適切なリスクの大きさは異なるから、運用方法も異なっていいのではないか?」という意見に対し、リスクの大きさはリスク資産への投資金額で調整できるので、「もっとも効率のいい方法」で適切な金額を運用すればいいだけのことと強調します。運用の方法や投資対象商品を変える必要はないと述べています。リスクの大きさは、リスク資産への投資金額で調整できることは盲点に入りやすいと紹介しています。1年、2年といった短い期間と、10年、20年の運用方法が一緒でいい理由に関しては「マーケットの有利なタイミングがいつなのかを判断することはできないので、運用期間が短期であっても、長期投資で最も良いと判断できる方法に投資するしかない」という現実が理由としています。一例を挙げると、リスク資産は低コスト全世界株インデックスファンド、無リスク資産は個人向け国債変動10年で運用し、本人のリスク許容度や年齢、資産規模、経験に応じて全世界株インデックスファンドへの投資額を調整すればいいといったところです。

 

アクティブ運用の平均を待って保有

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 インデックスファンドがなぜアクティブファンドよりも優れているのかについて、山崎氏は「相対的な運用競争にあってはアクティブ運用の平均を持ってじっとしているのが有利だ」という原則があると述べます。市場平均からずれたアクティブ運用をしようとすると、市場平均を保有し続けるよりもより多くの売買手数料がかかりやすいと説明しています。有利なのは世界株平均に近い内容を持つ全世界株式インデックスファンドであるとしています。グローバル株式の平均に近いもので手数料がローコストなものがあれば、これ一本に絞って保有することが長期的に有利だろうと判断しているといいます。私も全くもって同意です。eMAIXS Slim 全世界株式(オルカン)など低コストで世界中の株式を時価総額通りに保有できるインデックスファンドが相対的に合理的だと思います。少なくとも、株式間でのリバランスは不要になり、その分の売買コストは有利になります。

 

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