こんにちは、長期の資産形成では毎月一定額の低コストインデックスファンドを買い付ける積み立て投資が有効とされています。筆者も給与所得者などが生活費その他を除いた余剰資金を毎月積み立て(一括)投資を続けていくのはおおむね理にかなっていると思っています。しかし、積み立て投資は決して万能ではありません。20日付日経朝刊「マネーのまなび」で積み立て投資に関するQ&Aが掲載されました。積み立て投資(記事中ではドルコスト平均法)の特徴、メリット、デメリットが掲載されています。
毎月一定額にこだわる必要なし
詳しい記事の内容は20日付日経朝刊または上の日経電子版のリンクからご覧ください。日経電子版の該当記事は有料会員限定記事ですが、会員登録すれば月1本無料で購読できます。楽天証券に口座を開設し、日米の個別株及び上場投資信託(ETF)の取引アプリ「iSPEED」をダウンロードすれば「日経テレコン」から無料で読むこともできます。投資信託だけ保有の人も、楽天証券のiSPEEDに限っては日経電子版の記事を読む意味でダウンロードする価値が十分にあると思います。日経電子版の記事では、ドルコスト平均法は値動きのある金融商品を毎月一定額購入する方法とした上で「購入するタイミングを分散し、平均の購入価格を抑える」としています。一方「相場が一貫して上昇した場合、最初にまとめた方が有利」と述べています。筆者は毎月積み立て投資は多くの現役世代に適した投資法だと思う一方、ドルコスト平均法のように毎月定額にこだわる必要は一切ないと思います。生活環境や人生の転換点、収入増、収入減、支出増、支出減に応じて毎月積み立て額を変えて全然いいです。むしろ、株式と債券(預金)の資産配分を一定程度維持していくには、毎月定額にこだわらない方が自然です。ちなみに、まとまったお金があるならばリスク耐性とリスク資産(株式)への理解、腹落ちをした上で、相場のタイミングを正確に読めるごくごく一部の天才以外はできるだけ早く一括で投資をした方が合理的であると申し添えます。リスク耐性に合った資産配分で早く投資をし、より多くの金額を株式で運用した方が多くの場合、いいからです。まとまったお金を一括投資した上で、毎月の所得と支出から余ったお金を継続して積み立てていきます。
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