こんにちは、ウェルスアドバイザー(旧モーニングスター)が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2023年4月版が公表されました。トップ10のうち、7本は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックスファンドで時価総額加重平均型の全世界、全米、S&P500、先進国の各株価指数に連動しています。もちろん、いずれも低コストで長期の資産形成にとても適しています。首位はeMAXIS Slim 米国株式(スリム米国株式)、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が前回に続きともに28ポイント(1社平均9.33ポイント)で変わらず同率首位でした。
ランキング決定方法
ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にウェルスアドバイザーが集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。いずれも、低コストインデックスファンドを多数扱っており、メーンで扱う証券会社に適切です。
全世界、米国、先進国株インデックスが中心
積み立て契約件数トップ10は【表】の通りです。全世界株は2本ランクインしました。オルカン以外では7位に楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天全世界株)が7ポイント(1社平均2.33ポイント)でした。時価総額加重平均型の全世界株インデックスファンドは株式投資の基本かつ王道です。なお、3地域均等型など世界の時価総額を無視した偏った配分の全世界株投資信託は基本でもなんでもありません。米国株はS&P500が2本、全米株が1本の計3本、先進国株(除く日本)が2本でした。残りは国内債券インデックスファンド、NASDAQ100インデックスファンド、インド株のインデックスファンドでした。
低コストNASDAQ100投信も!
トップ10の中に低コストNASDAQ100インデックスファンドも入りました。<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド(ニッセイNASDAQ100)は3月31日に運用を開始したばかりですが、わずか1カ月で7位(7ポイント、1社平均2.33ポイント)にランクインしました。売買手数料無料、信託財産留保額なしで、運用管理費(信託報酬)年0.2035%です。同じ指数に連動する本場米国の上場投資信託(ETF)のインベスコQQQトラストシリーズ1(QQQ)の信託報酬年0.2%に匹敵します。分配金を出さずにファンド内で配当金を再投資し効率的に複利運用している点や購入単価が細やかな点、為替手数料の点などを加味するとニッセイNASDAQ100の方がQQQより、明確に有利だと考えられます。純資産総額は12日現在で13億円程度です。できたばっかりの投資信託は運用や指数への連動度合いが不安定になりやすいです。今後、純資産総額が安定して上昇し、運用が安定していくか確認が必要だと思います。
前回と今回は…
先週の広島カープは5勝1敗だったので、スリム米国株式に5,000円投資します。なお、前々週の投資金額は1,000円で、約定した旨報告いたします。今後も、今回ぐらい投資出来ればと思っています。
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