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急激な円高と株安…

個人向け国債変動10(2023年1月新発) 株式投資の心構え
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 こんにちは、日銀は19日から20日に開いた金融政策決定会合で、大規模緩和を修正する方針を決めました。従来プラスマイナス0.25%としていた長期金利(10年国債利回り)の変動許容幅をプラスマイナス0.5%に拡大し20日から適用しました。事実上の利上げとなる決定で、市場では長期金利が年0.25%近辺から急上昇して0.4%を超え、一時年0.46%を付けました。金利変動でも価格変動の起きない個人向け国債を除く国債価格は大幅に下落しました。ドル円レートは日米金利差縮小が意識され急激に円高ドル安が進行し、4か月ぶりとなる一時1ドル130円台をつけました。東証株価指数(TOPIX)は急騰した銀行や保険を除くほぼ全ての銘柄が大幅続落し前日比1.54%安で引けました。S&P500指数はややプラス圏で推移していますが、大幅に円高ドル安に振れた影響で円換算の評価額はマイナスとなっています。しかし、リスク耐性の範囲内で資産配分を守って全世界株インデックス型投資信託と個人向け国債変動10年(変動10)に分散投資をしていれば、投資方針に何ら影響を与える話ではありません。冷静に方針を守った投資を続けていきたいです。

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淡々と投資を続ける

金融緩和縮小、長期金利上限0.5%に 黒田総裁「利上げではない」 - 日本経済新聞
日銀は19~20日に開いた金融政策決定会合で、大規模緩和を修正する方針を決めた。従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に拡大する。20日から適用する。黒田東彦総裁は記者会見で「市場機能の改善をはかる」と修正理由を説明した...

 確かに今回の日銀の事実上の利上げは唐突な感じは否めず、市場と対話を進めた上で実行しているとは言い難いと思います。しかし、個人投資家は自分のできることを淡々とこなしていくことが大切です。リスク耐性と資産配分をしっかりと再確認し、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象で低コストかつ時価総額加重平均型の全世界株インデックス型投資信託を中心に淡々と投資を続けていくだけです。なお、今回の株価水準も、為替水準も、本当の地獄と言える状況まではまだまだ全然到達していません。2008年のリーマン・ショック時にはS&P500指数は高値から50%程度暴落しました。しかも、同時に1ドル100円を大きく割り込む強烈な円高が同時進行したため、円換算でのS&P500は60%を超える暴落でした。

楽天証券は、つみたてNISA対象の全世界株、全米株、S&P500、先進国株のインデックス型投資信託を多数揃えています。個人向け国債も手軽に買え、手動ですが毎月積み立て投資も可能です。

 

きらりと輝く個人向け国債 きらりと輝く個人向け国債

 円高、株安、金利上昇時には全世界株インデックス型投資信託の分散投資先として、個人向け国債の強みを感じます。為替リスクがないので円高による為替差損が起きません。今回のような金利上昇時に通常の債券価格は下落します。しかし個人向け国債は金利変動による価格変動は起きませんので、今回の10年国債価格の大幅下落には一切巻き込まれていません。さらに、変動10は半年に1回金利が見直されるため、金利上昇時には利回り上昇の恩恵のみにあずかれます。しかも、途中解約(購入から1年間は解約できません)しても、直近2回分の支払い利子がペナルティーとして引かれるだけで、元本割れは起きません。国が破綻しない限り、元本は国に保証されています。メガバンクやゆうちょ銀行を含む銀行や信用金庫に比べて安全度は高いと思います。

「マンガお金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ著)は全世界株インデックス型投資信託と個人向け国債への分散投資を淡々と長期間続け、「億り人」になったノウハウが余すところなく詰まっています。リスク耐性に応じた資産配分を守り、株式と債券に分散投資を続けていく大切さからしっかりと記されています。暴落時を乗り越える心の持ち方も必見です。

 

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