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底堅いインデックス型

投信純資産総額2022年9月末 株式投資の心構え
9月末現在の国内追加型株式投資信託純資産総額トップ20(日経電子版より引用)
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 こんにちは、上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2022年9月末時点の純資産総額ランキングでトップ20入りしている投資信託は、ほとんどが前月同期比で純資産総額を減らしました。日経電子版で11日報じられました。9月の株式市場が大荒れだったからです。その中でも、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックス型の4本は純資産総額の減少額も減少率も比較的抑えられています。この4本は低コストかつ全世界株、S&P500、全米株といった基軸となる時価総額加重平均型の株価指数に連動しており、長期の資産形成に適しています。つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用するのにふさわしい投資信託です。

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下落相場でも積み立て継続

eMAXIS Slim 米国株式2022表紙
楽天VTI表紙
オルカン2022表紙
SBIVOO目論見書

 

 9月末現在の円換算の配当込みS&P500指数は4.5%程度、円換算の配当込みMSCI ACWI(全世界株価指数)は5.3%程度それぞれ下落しています。2位のeMAXIS Slim 米国株式は純資産総額1兆4,226億円と前月比で55億円減らしていますが、下落率では0.39%にすぎません。9位の楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は純資産総額6,553億円で前月比81億円(1.22%)減です。10位のeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)に至っては純資産総額6,474億円で前月比2億円(0.03%)減で、減ったうちに入りません。11位のSBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)は純資産総額6,422億円で前月比81億円(1.24%)減です。いずれの4本とも、純資産総額を減らしたものの、下落相場に関係なく投資資金流入があったとうかがえる結果です。特にオルカンに投資している人は相場環境に影響されずに淡々と毎月積み立て(一括)投資を続けていると言えます。ちなみに、オルカンとSBIVOOの順位が入れ替わり、オルカンが10位に浮上しました。

投信純資産総額2022年9月末
9月末現在の国内追加型株式投資信託純資産総額トップ20(日経電子版より引用)

 

 楽天証券はeMAXIS Slim 米国株式やオルカンなどのつみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託を多数扱っています。投資信託は全て購入時手数料無料です。スマホ版、パソコン版の画面ともに見やすく、初心者でも非常に使いやすい証券口座です。

 

日経電子版の該当記事(該当記事は無料記事です)

9月末の投資信託残高、軒並み減少 運用成績が悪化 - 日本経済新聞
国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)を9月末時点の純資産総額(残高)でランキングしたところ、上位20本のうち19本は前月比で残高が減少した。9月単月の運用成績は20本全部がマイナスリターンとなっており、運用成績の悪化...

毎月分配型投信の撲滅を

 純資産総額ランキングトップ20には、執拗にも毎月分配型(毎月決算型)投資信託に代表される合法ぼったくり投資信託が残り続けています。購入するだけで1~3%程度の手数料が発生し、毎年1~2%超の維持管理費(信託報酬)がかかり続けます。つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託ならば、売買手数料は無料で信託報酬は年0.1未満~年0.2%程度であるのに比べて極めて割高です。特に毎月分配型投資信託は複利運用の原則にも反する最低最悪な劣悪金融商品であり、言葉を悪く言えば手数料を巻き上げるだけの悪徳投資信託です。いかなる理由があろうと投資する価値は一切ありません。強引に分配金を生み出すために元本から取り崩すタコ足配当(分配)が当たり前のように行われています。さらに、複雑な金融派生商品(デリバティブ)取引を駆使したタイプが多いです。老後の取り崩し期には毎月分配型投信は存在意義があるなんて意見もありますが、全く同意できません。低コストインデックス型投資信託を証券会社の定率売却サービスを活用したり、必要額をその都度売却したりすれば済む話です。ETFに投資をし、配当、利子収入のみを原資とした健全な形で分配金を得る手もあります。そもそも、購入コストや維持コストがボッタクリレベルにかかる毎月分配型投資信託を使う余地は全くありません。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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