こんにちは、でんです。米3月消費者物価指数(CPI)が12日発表され、総合CPIは前年同月比8.5%上昇と1982年以来40年ぶりの高水準となりました。変動率が激しい食品やエネルギーを除いたコアCPIは6.5%上昇です。おおむね市場予想通りで、記録的なインフレが進んでいる結果が記されました。12日のS&P500指数は織り込み済だとして前日比プラスでスタートしましたが、米東部時間午後2時25分現在、前日比マイナス0.25%と下落に転じています。インフレと利上げは一般に株式市場には逆風です。しかし、全世界株などのインデックスファンドに長期投資を続けている投資家は市場の反応に惑わされずペースを守った投資を続けるのが一番だと思います。
インデックス投資家が今できること
インフレ進行を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げの加速と量的引き締め(QT)を示唆しています。当面、株式市場は不安定な状況が続くかもしれません。しかし、全世界、全米、S&P500、先進国の各株価指数は長期的には右肩上がりで成長してきました。高値から9割近く時価総額が吹き飛んだ世界恐慌や5割近く暴落したリーマン・ショックといった歴史的大暴落だけを乗り越えてきたわけではありません。当然、記録的な高インフレをも時間をかけて克服し、高値を更新し続けてきました。インフレの鎮静化と株式市場がいつ落ち着くかは分かりません。もしかすると数年から10年ぐらいかかるかもしれませんし、反対に1年以内に決着がつくかもしれません。機関投資家でも転換点を予測するのは困難です。個人投資家が読めるとは到底思えません。収入から生活費、遊興費などを差し引いた余力を全世界株などの低コストインデックスファンドに毎月積み立て(あるいは一括)投資を続けていくのが、個人投資家に今できる一番の対策だと思います。筆者も淡々と低コストインデックスファンドに毎月投資を続けています。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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