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楽天証券、また改悪!?

楽天証券クレカ 株式投資の心構え
クレジットカード「楽天カード」を使ったポイント還元率の変化。9月からつみたてNISA対象の低コストインデックスファンドのほとんどのポイント還元率が0.2%に引き下げられる
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 こんにちは、でんです。楽天証券が1日にオンライン電子マネーによる投資信託積み立てサービス導入を発表するとともに、従来からあるクレジットカードによる投資信託積み立てのポイント還元率を一部1%から0.2%に引き下げると発表しました。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックスファンドは引き下げ対象になります。ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)で「ついに聖域にメス」「SBI証券に乗り換え一択」と騒ぎ出している人も見受けられます。しかし、投資信託の売買手数料無料など本体の手数料は最安値の水準で、扱っているつみたてNISA対象の低コストインデックスファンドの種類も最高水準に揃っている状況には変わりありません。本体部分を冷静に見れば、最もお勧めの証券会社の一つには何も変わりません。しかも、あくまでおまけに過ぎず、制度が思春期の中学生の気分以上に変わりやすいポイントサービスの変更を気にする必要は全くないと思います。言葉を悪く言えば「ガタガタ騒ぐ問題」では全くもってありません。

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還元ポイント0.2%に

楽天証券クレカ
クレジットカード「楽天カード」を使ったポイント還元率の変化。9月からつみたてNISA対象の低コストインデックスファンドのほとんどのポイント還元率が0.2%に引き下げられる

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/creditcard/pdf/fund_list.pdf

 楽天証券はクレジットカード「楽天カード」で投資信託を積み立て投資すれば毎月5万円を上限に購入金額の1%をポイント還元していました。5万円満額を積み立てれば毎月500ポイント、年間で6,000ポイントを得られました。つみたてNISAや一般NISAも対象です。しかし、9月買付分より販売会社(ここでは楽天証券)が受け取る手数料が年率0.4%未満の投資信託の還元率が0.2%と5分の1に引き下げられます。引き下げ対象には、eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードシリーズなど低コストインデックスファンドシリーズが当然含まれます。もちろん、当ブログで勧めているインデックスファンドはもれなく対象です。言い方を変えると9月以降も今まで通り1%のポイント還元を受けられる投資信託は手数料が高すぎるため、投資する価値はないと言えます。確かにポイント還元としては改悪に他ならないですが、昨今つみたてNISA対象インデックスファンドを中心に販売会社、運用会社、信託銀行の手数料全てを合わせた信託報酬年0.2%未満の商品は出てきています。1%の還元率はそうそう続かないとみていました。ポイント還元はあくまでおまけで、証券会社選択の主要因にはなり得ません。

電子マネーで投信積み立て可に

楽天証券楽天キャッシュ
楽天証券が8月積み立て分から開始する「楽天キャッシュ投信積み立て」

 楽天証券はオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」を通じた投資信託積み立てサービスを8月買付分から始まります。仕組みが少し複雑ですが、楽天キャッシュに楽天カードから入金される額の0.5%がポイント還元されるようです。ちなみに、楽天キャッシュによる投資信託積み立て設定をすれば、楽天カードから楽天キャッシュに自動で入金されるようになる見込みです。積み立て上限額は月5万円で、楽天カード同様につみたてNISA口座でも活用できます。8月からは楽天証券は楽天カードで5万円、楽天キャッシュで5万円積み立て投資ができます。つまり、毎月10万円までキャッシュレスで投資ができるということです。ちなみに、楽天キャッシュ積み立て分に関しては12月分まではさらにプラス0.5%の還元が受けられるようです。

ポイントはあくまでおまけ

投信積立での「楽天キャッシュ決済」の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について:楽天証券
楽天カードと楽天キャッシュを併用することで、毎月最大10万円までがポイント還元の対象となり、お得なキャッシュレス積立を行うことができます。

 大切なことをもう一度言います。証券会社のポイント還元はあくまでおまけです。ポイント還元率だけで証券会社を乗り換える理由には到底ならないと思います。一番大切なのは証券口座本体の各種手数料とつみたてNISA対象の低コストインデックスファンドのそろい具合などのサービスです。楽天証券はいずれもSBI証券やマネックス証券などとともに最も有利な証券会社の一つであることには何ら変わりません。確かに直近はSBI証券やマネックス証券の方が相対的にポイント還元率は良くなると思います。しかし、SBI証券やマネックス証券のポイントサービスもいつまで続くかは分かりません。ポイント還元ほどルール変更が激しく、制度が二転三転するものはありません。おまけにむきになって口座乗り換えに時間を使うのは得策とは到底思えません。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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