こんにちは、でんです。上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の11月末時点の純資産総額で、eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)が8,265億円を集め4位にランクインしました。インデックス型投資信託が月末ベースでトップ5入りするのは2005年以来16年ぶりです。日経新聞電子版で報道されました。
唯一の低コストインデックス型
トップ20に入った投資信託のうち、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型なのはSlimS&P500のみです。そもそもインデックス型でみても唯一です。他は全てコストの高いアクティブファンドです。アクティブファンドの中では比較的ましな商品も少しだけありますが、大多数は店舗型証券会社や銀行が手数料を稼げる売りたい商品です。筆者ならばSlimS&P500以外のトップ20商品は全て投資を検討すらしません。一時よりも減っているとはいえ、複数の毎月分配型投資信託がしつこく上位に残り続けています。毎月分配型投資信託は高手数料かつ元本を取り崩した特別分配金が横行しており、株式長期投資の基本である複利運用と矛盾しています。好みとかサブ的に保有とかいう以前に、絶対に投資をしてはいけない商品です。手数料さえ稼げれば投資家の利益が損なわれても構わないという売り手側の悪意が詰まった商品とさえ言えます。厳しい言い方をすれば、毎月分配型投資信託を持っている投資家を銀行や店舗型証券会社は「カモ」「情弱」と判断しています。さらに合法ボッタクリ金融商品を売りつけようと画策してくる危険性があります。ちなみに、16年前にトップ5に入った商品は毎月分配型の先進国インデックス債券でした。インデックスファンドでも毎月分配型投資信託ならば、合法ボッタクリ商品に何ら変わりません。
きっかけに
SlimS&P500のような、つみたてNISA対象の低コストインデックスファンドが純資産ランキングトップ5に入った結果は、まっとうなインデックスファンドに投資をする投資家が増えてきているといえるでしょう。今回の結果をきっかけに全世界株価指数、全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数に連動する低コストでまっとうな投資信託の純資産総額が大きくなり、トップ20に次々と入ってくる状況を願います。日本の投資環境の向上になればと思います。
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