こんにちは、でんです。8月7日付日経新聞朝刊に「米国株、長期投資に生かす」のタイトルの記事が載りました。株式への長期投資の手法として、米国S&P500指数などのインデックスファンドへの投資を勧める記事です。当ブログも米国株のインデックスファンドは、全世界株のインデックスファンドとともに長期投資の中軸となると考えます。ただし、注意点はあります。
報われない期間がある
米国株は過去200年以上にわたり、市場全体で見れば右肩上がりで成長してきました。過去40年に限ってもブラックマンデー、ITバブル崩壊、米同時テロ、リーマンショック、新型コロナショックなどの幾度の暴落を乗り越え、最高値を更新し続けました。100年単位で考えれば2度の世界大戦や世界恐慌をも乗り越えています。しかし、長期にわたり株価が低迷する期間もありました。例えば2000年代はITバブル崩壊に始まり、リーマンショックに終わったといえます。S&P500指数や全米株価指数は10年間上昇しませんでした。新興国株が大きく伸びた時期ですので、新興国株や全世界株のインデックスファンドに成績が劣後しました。さらにひどい時期もあります。1920年末の世界恐慌以降は20年以上、直近高値を更新しませんでした。ここ10年、圧倒的な成績を残してきた米国株インデックスファンドも、10~20年株価が上昇せず、全世界株や他の地域の株式インデックスファンドに成績が劣後する期間があるということを忘れないでいたいです。
優秀な投資先には変わらない
かなり、警告めいたことを記しましたが、筆者自身は米国株インデックスファンドは長期投資に向いた優良な投資対象だと考えています。全世界株インデックスファンドとともに、自身の株式投資でも主軸に置いています。一日でも長く皆様とともに市場に残り続けたいです。このブログを読んでいただき、読んで下さりありがとうございます。今回はおまけがつきます。
侍ジャパン、「金」おめでとう
東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」が7日の決勝戦で米国を下し、悲願の金メダルを獲得しました。5戦全勝の完全優勝です。わが広島カープからも4人が参加しました。抑えを任された栗林投手は全ての試合の最後を締め、いずれもセーブか勝利投手になる大活躍ぶりでした。福島県で行われた最初の試合で失点してから立て直し、2勝3セーブを記録しました。米国との1戦目でタイブレークになり、無死一二塁スタートからゼロに抑えたのが非常にしびれました。森下投手は決勝戦を含め2度先発し、いずれもゲームをしっかり作って勝利投手となりました。特に大一番となった決勝の米国戦は5回無失点と見事な内容でした。日本野球のドリームチームの4番に座った鈴木誠也選手は不振に苦しみましたが、米国との1戦目で反撃ののろしとなる特大本塁打を放ち、逆転勝利のきっかけを作りました。しり上がりに復調し、冷静に四球を選んだり、安打で塁に出たりして好機を演出しました。菊池選手は打撃の調子は上がりませんでしたが、広い範囲をカバーし、かつ安定した守備でチームに貢献しました。山田選手や坂本選手、村上選手、山本投手らは敵になると脅威と恐怖でしかありませんが、味方になるとこれほどまでに頼もしいのかと感じました。本当に優勝、おめでとうございます。
コメント