こんにちは、でんです。米国株や全世界株のインデックスファンドに投資していく上で大切なことは、長期で保有することです。一括投資でも、積み立て投資でも変わりません。別な言い方をすれば相場に左右された売買しないことです。
稲妻が輝く瞬間を逃さない
なぜ、買い持ちをすることが大切なのでしょうか。理由は相場を読んだり、タイミングを図ったりする売買がプロでも困難だからです。アナリストの相場予想を見れば、いかに当てるのが困難なのが分かります。加えて、いつ来るか分からない急激な上昇を取りこぼす可能性があります。そしてこの急激な上昇は想像以上に長期的なリターンの大きな部分を占めます。米国の資産運用会社でらつ腕をふるったチャールズ・エリス氏の名著「敗者のゲーム」によると、1980年から2008年の間、最も上昇したベスト10日(期間全体の0.25%未満)を逃すだけで、リターン平均が年11.1%から年8.6%と2割以上も下がります。ベスト30日(期間全体の0.5%)を逃すとリターン年5.5%に半減してしまいます。28年のうちの30日の上昇を逃しただけです。
さらに長期になると、過去75年間の株式リターンの大部分は、上昇率のベスト60カ月(5年間、全体のわずか7%)に達成されているとされています。110年間で上昇ベスト10日を逃すだけで、利益の3分の2を失うという試算もあります。例えば1928年にS&P500指数に1ドル投資した時の2000年の累積資産額は1万7000ドル弱です。しかし、1933年の上昇を逃すと1万1000ドルになります。1933年、1935年、1954年の上昇を逃すと4900ドルにまで下落します。エリス氏は著書の中で「投資家は『稲妻が輝く瞬間』に市場に居合わせなければならないということだ。相場のタイミングに賭ける投資は間違っており、決して考えてはいけない」と市場に残り続ける重要性とタイミング投資の危険性を強調しています。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。長く相場に残り続けたいです。
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