こんにちは、でんです。eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)の純資産総額が、上場投資信託(ETF)を除く国内のインデックス型投資信託でトップになりました。設定以来、順調に右肩上がりで上昇し、5月20日現在で4,187億円となっています。低コストでまともな指数に連動している優良投資信託が純資産総額ランキング上位に来るのは、いい傾向だと思います。
優良インデックスファンド
金融情報を手掛けるQuickによると、5月14日時点でSlimS&P500の純資産総額順位はインデックス型でトップ、アクティブ型を含めると19位となっています(ETF除く)。SlimS&P500は米国を代表する500社で構成する時価総額加重平均型指数S&P500指数に連動しています。信託報酬は年0.0968%で売買手数料はかかりません。設定以来分配金を出しておらず、配当金をファンド内で再投資しているため効率的に複利運用ができます。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象です。マネックス証券やSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で扱っています。低コストかつ連動する株価指数も極めてまっとうです。つみたてNISAなどを活用した上で長期投資の中軸に据えるのにふさわしい投資信託です。
楽天VTIなど他の優良投信も
インデックス型の上位10本を見ると、SlimS&P500以外にも当ブログで優良と判断する投資信託が上位に入っています。<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)が3位、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が4位、Slim先進国株式インデックスが6位、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)が7位となっています。残り5本のうち3本が10数年~30年以上前に設定された日経平均に連動する投資信託で、2つは信託報酬が現状の相場ではかなり割高で、もう一つは許容範囲ぎりぎりといったところです。ダメな商品とまでは言いませんが、連動する株価指数的にも信託報酬的にも購入検討には入らないです(筆者は日本株投資信託は必ずしも必要ではないという立場で、仮に組み入れる場合は多くても株式資産全体の10%未満にすべきと考えています)。残り二つは不動産投資信託(REIT)の毎月分配型投資信託です。信託報酬や連動指数を見るまでもなく問題外の商品と言わざるを得ません。毎月分配型REITに投資したければ、制度上健全な形で分配金を得られるETFに投資するしか選択肢はありません。※毎月分配型ETFへの投資を勧めているわけではありません。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。間違っても毎月分配型投資信託などの劣悪ボッタクリ投資信託をつかまされないよう願っています。銀行の優秀な(投資家にとって悪徳な)営業担当者が「インデックスファンドはインターネット上の投資家が言っているだけでプロが見向きもしない情弱商品」と強弁した上で、毎月分配型投資信託を売りつけてくるという話を聞いたことがあります。どの面下げて言っているのか、本当に株式投資への理解が不足しているのかは分かりませんが、理解に苦しみます。SlimS&P500や楽天VTIなどの優良な投資信託に一日でも長く長期投資していきたいです。
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