こんにちは、でんです。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)は楽天証券などのインターネット型証券会社を選べば、売買手数料無料、信託報酬が安い米国株(全米株価指数、S&P500指数)や全世界株のインデックス型投資信託が複数の選択肢から選べます。一方で個人型確定拠出年金(iDeCo)はインターネット型証券会社でも、当ブログで勧める米国株や全世界株のインデックス型投資信託の本数は限られています。今回は楽天証券を例に運用戦略を考えます。
選択のポイント
信託報酬年0.25%以下で、純資産残高200億円以上で右肩上がりの米国株や全世界株のインデックス型投資信託を選びます。考え方は楽天証券でも、マネックス証券でも、SBI証券でも同じです(実はつみたてNISAの選考基準と変わりません)。運用している証券会社によっては条件を満たす米国株や全世界株のインデックス型投資信託がない場合もあります。その場合は、次善策として信託報酬の安い先進国株価指数(MSCIコクサイ)に連動する投資信託を選ぶのが現実的でしょう。20~40代と年齢が若いならば、手間はかかりますが、楽天証券、マネックス証券、SBI証券にiDeCoを移管した方がいいと思います。楽天証券で条件を満たす投資信託は2つあります。それぞれ、全米株価指数と全世界株価指数に連動しています。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
信託報酬年0.162%、純資産残高1,893億円(2020年1月27日現在)
CRSP US トータル・マーケット・インデックス(全米株価指数)に連動する米国上場投資信託(ETF)のVTIを買い付けます。米国市場の大、中、小型株約3550銘柄を組み入れています。米国市場全体に投資できます。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
信託報酬年0.222%、純資産残高691億円(2020年1月27日現在)
FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(全世界株価指数)に連動する米国ETFのVTを買い付けます。世界の大、中、小型株約8750銘柄が盛り込まれています。世界市場全体をカバーします。
広瀬隆雄氏も勧めている
米国株式に精通した在米日本人アナリスト広瀬隆雄氏も、iDeCoなどで楽天VTIや楽天VTの運用を強く勧めています。自身のTwitterやYouTubeなどを通じ、繰り返し述べています。筆者も広瀬氏の考え方に同意しています。楽天VTIや楽天VTは株式投資のプロ中のプロのお墨付きがある投資信託ということです。
iDeCo終盤はバランスファンドも検討
50代後半以降のiDeCoの運用はバランスファンドにスイッチング(資産の構成変更)してもいいと思います。非課税期間終了後も特定口座で運用を続けられるつみたてNISAと違い、iDeCoは一定期間までに全額払い出されてしまいます。iDeCo終盤の暴落は痛手となりかねません。スイッチングの候補として楽天・インデックス・バランス(楽天DC年金)を挙げます。楽天DC年金はVT15%、全世界高格付け債券ETF(為替ヘッジ付き)85%を運用しています。信託報酬は年0.207%とバランスファンドの中で安いです。スイッチングの注意ですが、一気にスイッチングするのではなく、50代後半になったら運用資産を毎年、一定の比率で移していくのを勧めます。ちなみに、毎月の配分指定(買い付け先)は楽天VTI(楽天VT)のままにした方がいいと思います。最終的には個人のリスク許容度などに応じ、楽天VTI(楽天VT)20~50%、楽天DC年金50~80%がいいでしょう。もちろん、課税口座で十分な債券や待機資金があるならば、iDeCoは最後まで楽天VTI(楽天VT)100%のままでもいいと思います。※楽天証券でiDeCo口座開設後、4カ月間配分指定をしないままでいると楽天DC年金で運用が始まります。
iDeCo加入条件、メリット(画像で紹介)
このブログに来て頂き、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。iDeCoを活用して米国株や全世界株の長期投資を続けていきたいです。
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