こんにちは、8月26日の米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」の講演で米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が金融引き締め継続に強い意志を示して以降、株価下落が続いています。パウエル氏の講演前の25日から2日の間にS&P500指数は6.5%超下落しました。ダウ平均は6%弱の下落です。しかし、全世界株などの低コストインデックス型投資信託などに長期投資をしている投資家は資産配分と投資方針を守り続けて問題ありません。はっきり言ってこの程度の下落はよく起こる話で、特に驚いたり、恐怖に感じたりする必要はありません。
世界の時価総額の4.9兆ドルが消失…
日経電子版によると、25日から世界の時価総額は4.9兆ドル(約686兆円)減らしました。ただ、25日時点の世界の時価総額は100.5兆ドル(約1京4,070兆円)ありましたので、4.8%程度下落したにすぎません。下落した数字一つだけを見るととんでもない下落に思えますが、冷静に時価総額全体と比較すればよくある程度の下落幅と気づきます。全世界では米国よりは下げ幅が幾分緩やかなんだなという程度の話です。
半値や9割下落からも回復してきた
全世界や全米、S&P500、先進国といった主要株価指数は無数の下落相場どころか、時に襲う大暴落からも時間をかけて回復し最高値を更新し続けました。2007~2008年のサブプライムローン問題、世界金融危機、リーマン・ショックで高値から半値になりましたが、数年で直近高値を更新し最高値をしっかりと更新し続けています。今の主要株価指数は年初来で低調ですが、それでもリーマン・ショック前の高値よりもはるかに高値水準です。1920年代末の世界恐慌では高値から9割近く時価総額が吹き飛びました。リーマン・ショック時どころじゃないぐらい阿鼻叫喚の世界だったのは想像に難くありません。時間こそ10数年かかりましたが、しっかりと最高値を更新しています。はっきり言って今年の下落幅は現状ではよくある下落相場の一つに過ぎません。航路を守った投資を続けていきたいです。
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