こんにちは、でんです。当ブログは時価総額加重平均型で、世界の時価総額に占める割合が大きい株価指数に連動するインデックスファンドが投資の中軸になり得ると繰り返し述べてきました。具体的には全世界株価指数(含む日本、除く日本)、全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数(除く日本)です。今回はそれぞれの株価指数連動型のうち、2021年12月17日現在で当ブログイチ押しの投資信託を紹介したいと思います。いずれも積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象で分配金を出さずにファンド内で再投資しているため配当課税を繰り延べ、効率的な複利運用ができる商品です。売買手数料は無料です。
全世界株価指数(含む日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(Slimオルカン)
全世界株価指数(含む日本)ならばSlimオルカンです。株式投資の基本に忠実で王道を体現した投資信託と言えます。信託報酬は年0.1144%以内です。純資産総額は3,777億円です。投信ブロガーが選ぶFund of the Yearで2連覇しており、投資家目線で投信を判別している多くの投信ブロガーからの幅広い支持を集めています。
※全世界株価指数(含む日本)にはMSCIとFTSEの2種類がありますが、一つにまとめました。ちなみにFTSEならば楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)が第一候補になります。
全世界株価指数(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(Slim除く日本)
全世界株価指数(除く日本)ならば、Slim除く日本一択です。資産の通貨分散の観点から日本株以外の全世界株式に投資をしたい人らに需要があります。信託報酬は年0.1144%以内です。 純資産総額は1,079億円と十分な規模があります。 Fund of the Yearでも上位ランカーの常連です。筆者個人的には一番好きな投資信託です。
全米株価指数
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
全米株価指数は米国上場企業の時価総額ほぼ100%をカバーしています。米国在住のアナリスト広瀬隆雄氏が一貫して投資を推奨しています。楽天VTIは信託報酬年0.162%程度で、純資産総額4,455億円です。ファンドを通じて米国著名上場投資信託(ETF)のバンガード・トータル・ストック・マーケットETFに投資をしています。
※経費率の面ではSBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBIVTI)が信託報酬年0.0938%程度で有利ですが、ファンドの規模や運用期間を考慮し、楽天VTIとしました。
S&P500指数
- eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)
S&P500指数は世界の機関投資家が最も注目している指数で、世界各国の株価指数に多大な影響があります。SlimS&P500は純資産総額8,928億円と日本のインデックス型投資信託やつみたてNISA対象投資信託でトップの規模です。信託報酬は年0.0968%以内と格安です。今、投資家から一番人気を集めているインデックスファンドと言えます。
※SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)も有力な投資先です。
先進国株価指数(除く日本)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)
先進国株価指数は長い間、日本の外国株価指数の中心的存在でした。企業型確定拠出年金(DC)の投資先では多くの場合、今でも第一候補です。ニッセイ先進国は純資産総額3,610億円と当該指数でトップを守り続けています。信託報酬は年0.1023%です。各株価指数で純資産総額首位となっているSlimシリーズも、先進国株価指数だけはニッセイ先進国の牙城を崩せていません。
※MSCI(除く日本)とFTSE(含む日本)がありますが、一つにまとめました。MSCIならば文中のSlim先進国、たわらノーロード先進国株式(たわら先進国)も有力な候補です。FTSEならばSBI・先進国株式インデックス・ファンド(SBI先進国)です。SBI先進国には日本株に加え、MSCIでは新興国扱いの韓国株が先進国株として含まれます。
ここで推奨した投資信託は、あくまで筆者個人の考えです。いずれも純資産総額が十分に大きく、低コストです。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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