こんにちは、でんです。株式投資をする上で企業の決算書を読んだり、チャートを分析したりする力が必要だと考えている株式投資未経験者は多くいます。半分は当たっていますが、半分は正しくないです。株式インデックスファンドに投資をする場合に限って言えば、こうした難しい知識は不要です。
基本をつかみ方針を守る
株式インデックスファンドに投資をする上で最低限必要な知識は限られています。株式は債券、ゴールド、現金などの他の資産に比べ投資資産が長期になればなるほどリターンが圧倒的に良くなります。1年単位ではプラスマイナスの振れ幅が大きい一方で、十数年から20年以上の長期になればなるほど年平均リターンがプラス数%から十数%に収束していく性質があります。幅広い銘柄に時価総額通りに投資をしている低コストのインデックスファンドで、世界の時価総額に対し多くの割合を占める全世界株価指数や全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数連動型を選択することが望ましいです。投資先は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の全世界株、全米株、S&P500指数連動株、先進国株インデックスファンドとも言いかえられます。こうした低コストのインデックスファンドに最低十数年以上の長期間投資を続け、目先の相場の振れ幅に惑わされないことです。高格付け債券インデックスファンドや個人向け国債変動10、インターネット預金などの低リスク資産などにも自分のリスク耐性に応じて分散投資をし、方針を守っていくことです。何かあった時のための生活防衛資金の確保も重要です。筆者は生活費の2年以上を確保するのが望ましいと考えています。
インデックス以外は…
アクティブファンドはファンドの投資哲学や投資決定プロセス、運用の効率確認などの作業が加わります。米国株など外国株のアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は20%にも満たないのに加え、インデックスファンドの数倍から10倍以上するコストを考慮すると極めて割に合いません。個別株は投資先の業界の状況や同業他社に対する経営優位性、3カ月に1回出される決算などの分析が必須です。アクティブファンドよりもさらに手間がかかります。運用コストはアクティブファンドのようにはかかりませんが、プロの投資家や選りすぐりのファンドマネジャーでも市場平均に勝つのに血のにじむ努力をしているのに、勝率は芳しくありません。個人で勝てるのは強運や天才的な才能が必要になります。企業を応援する意味や趣味で少額持つのはありだと思いますが、多くても資産全体の20~30%以下にした方がいいと思います。こうした個別株はつみたてNISAなどの税制優遇口座ではなく、課税口座で保有するのが望ましいです。税制優遇口座は長期的目線で運用するのが望ましく、全世界株などの低コストインデックスファンドで運用するのが大原則です。ちなみに、チャート分析は個人的には長期投資の場合、基本的には不要だと思います。
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