こんにちは。でんです。時価総額に応じた全世界株式のインデックスファンドに投資するのが基本であり、王道です。全世界株式には日本株を含む投資信託(投信)と除く投信があります。売買手数料無料、信託報酬年0.25%以下、純資産総額が右肩上がりで200億円以上ならば、どちらも投資対象として非常にお勧めできると思います。果たしてどちらがより投資に適しているのでしょうか。前回のインデックス指数全世界株式編の日本株への考え方を深堀りします。
全世界株式の特徴
- 日本株含む
- 日本株除く
日本株を含む優秀な投信に、eMAXIS Slim 全世界株式(Slimオールカントリー)、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)があります。どちらも低コストで、右肩上がりの純資産残高です。投信ブロガーをはじめとする個人投資家から強い支持を集めており、Slimオールカントリーは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」(投信ブロガーランキング)で1位、楽天VTは2017年に1位になっています。Slimオールカントリーの組み入れ比率は先進国88%(うち米国56.6%、日本7.5%)、新興国12%です。対象指数が違う楽天VTもほぼ同じ傾向です。ちなみに、投信ブロガーランキングは一番信頼できるランキングです。※銀行や証券会社のランキングは投資家にとって割高な投信が上位に来ているケースが多く、ほとんど参考になりません。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」公式サイト http://www.fundoftheyear.jp/2020/
eMAXIS Slim 全世界株式(Slimオールカントリー)の国別投資先。三菱UFJ国際投信より https://emaxis.jp/
日本株を除く全世界株式の投信はeMAXIS Slim 全世界株式(Slim除く日本)が優れています。Slimオールカントリーや楽天VTより純資産残高は小さいですが、右肩上がりで十分な残高があります。信託報酬はSlimオールカントリーと同じです。非常に優秀な投信であることに何ら変わりありません。通貨分散の観点で日本株を含みたくない人や日本株は個別株で運用したい人を中心に需要があります。組み入れ国はSlimオールカントリーから日本を除いた比率となり、先進国87%(うち米国61.2%)、新興国13%です。
eMAXIS Slim 全世界株式(Slim除く日本)の国別投資先。三菱UFJ国際投信より https://emaxis.jp/
当ブログの見解
- 究極的には好み
- 個人的に除く日本推し
結論から言えば、全世界株式の投信を投資するときに日本株を含めるかどうかは、はっきり言って好みです。どちらも正解だと思います。あくまで王道は日本株を含めた全世界株式ですが、どちらを選ぶかはそこまで悩むポイントではないです。日本株を個別株で持っているかどうかや日本株の成長を信じられるか、通貨分散の観点などから判断すればいいと思います。
当ブログの好みは除く日本です。理由は①日本円で給料をもらって生活し年金も日本円でもらうので通貨分散の観点から株式資産は外国株式にしたい②日本は人口減少傾向で経済縮小が見込まれ長期的には国際企業以外全体的に先行きが厳しいとみている③すでに趣味で日本の個別株を持っているー点からです。愛国心はあるので日本株をもっと買いたい気持ちがありますが、あくまで客観的に見ると多くの比率を割く気にはなりません。先進国株式、新興国株式、日本株式のインデックスを組み合わせてお好みの比率にしている(したい)人もいると思います。比率はあくまで各人の好みでいいと思いますが、個人的には①米国株は55%以上②新興国株は20%以下③日本株は10%以下(ゼロでもいい)④新興国株+日本株で20%以下にするのが良いと思います。※日本株と新興国株は今後10年間は米国株や全世界株に比べ伸びると予想している人が多いです。それでも筆者は20年以上の長期で考えると米国株や全世界株が強いとみています。
このブログにお越しくださり、最後まで見ていただき、ありがとうございました。皆様ととも成長していきたいと思います。
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