こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でランキング入りした投資信託を不定期に紹介します。第13回目はMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(MAXIS全世界、2559)です。Fund of the Yearで2年連続トップに輝いた王道の投資信託eMAXIS Slim 全世界株式(Slimオールカントリー)の上場投資信託(ETF)版です。東証が開いている時間帯にリアルタイムで売買できます。
王道投信のETF化
- 東証に上場
- リアルタイムで売買
- 全世界の大・中型株に時価総額通りに投資
- 二重課税調整制度対象銘柄
- マーケットメイク対象
MAXIS全世界はSlimオールカントリーのETF版として2020年に東証に上場しました。銘柄コードは2559です。東証が開いている時間帯ならば、好きな取引値(価格)でリアルタイムに売買できます。Slimオールカントリーと同じく世界中の大・中型株に時価総額通りに投資しています。組み入れ上位国や上位業種、上位銘柄はSlimオールカントリーと同じです。米国の比率が50%を超えています。上位業種はおおむねバランスが取れています。上位銘柄は米国株が多くを占めています。信託報酬は年0.0858%です。売買手数料は証券会社によって異なります。楽天証券などでは売買手数料が無料となっています。外国株式の配当金は通常、現地と日本国内で二重課税されます。MAXIS全世界は二重課税調整対象銘柄となっており、分配金が日本国内の課税率とおおむね等しくなるように調整されています。マーケットメーク対象で、対象株価指数に著しくかい離しない取引値で売買できるように、売買板の注文が調整されています。なお、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)や個人型確定拠出年金(iDeCo)では扱われていません。一般NISAでは購入できます。
ETFではお勧め
MAXIS全世界は、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(MAXIS米国株、2558)やIシェアーズS&P500米国株ETF(IS米国株、1655)とともに、自信を持って勧めるETFです。二重課税調整や売買手数料、売買時の為替を考えれば、VOOやIVV、VTなどの有名米国ETFに投資するよりも有利と言えるでしょう。しかし、分配金を配当再投資するならば分配金を出さずに配当課税を繰り延べ、ファンド内で配当金を再投資している低コストのインデックス型投資信託の方が有利です。MAXIS全世界よりも、Slimオールカントリーの方が効率的に配当再投資、複利運用ができます。あと、MAXIS全世界は、MAXIS米国株やIS米国株よりも売買板が薄いです。数百万円以上の売買を考えている場合は注意が必要です。思わぬ取引値で売買してしまう結果になるかもしれません。※東証ETFも売買時にファンド内で通貨を交換し、経費率の中に為替費用も入っています。機関投資家の為替コストは個人投資家の為替コストよりも有利と推定されます。公開されていませんが、住信SBIネット銀行の米ドル為替手数料4銭よりも有利とみられています。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今後も機会を見てFund of the Yearの入賞投信を取り上げていきます。
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