こんにちは、私事ですが最近、個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用している金融商品の入れ替え(スイッチング)と、配分変更(毎月の投資対象商品変更)を実施しました。加入者サイトで簡単にできました。少し前に私が加入しているiDeCoの運営管理機関が国内最低水準の低コストの時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドを運用商品に採用したため、純資産総額や資金流入、運用状況、総経費率(実質コスト)などをしばらく確認した上でスイッチングと毎月の投資対象変更を決めました。
楽天証券広告
SBI証券広告
NISAや課税口座では…
スイッチングや毎月の投資対象変更はiDeCoだからこそ実行したまででで、少額投資非課税制度(NISA)や課税口座では少なくともスイッチングはしません。運用管理費(信託報酬)が年0.5%以上違うといったようにコスト差が大きいならば話は変わりますが、年0.2%以内などとコスト差が小さいまたは誤差レベルの違いしかないならば、iDeCo以外でのスイッチングにはデメリットの方が大きいです。NISAは売却益は非課税ですが、少なくとも同一年内には売った分のNISA投資枠は復活しません。翌年に投資枠が復活したとしても、売った分ではなくその元本分しかできません。はみ出した分は復活した投資枠以上のNISA枠を使うか、課税口座で投資するかしか方法はありません。課税口座はスイッチング時に売却益が出れば利益の部分に20%余り課税されます。小さいコスト差でスイッチングしてしまうと、課税された分を取り戻すには人間の寿命ぐらいでは全然足りません。スイッチングで売却益への課税がなく、または非課税投資枠の消滅・減少が発生しないのはiDeCoの特権です。もちろん、たとえiDeCoだとしてもむやみやたらにスイッチングするものではないのは言うまでもありません。ただ、運用効率を下げる可能性を高めるだけです。
コメント