こんにちは、確定拠出年金(DC)に精通しているフィナンシャル・ウィズダム代表の山崎俊輔氏が「国内株と米国株の投資比率を考える。S&P500、オールカントリーだけで大丈夫?」と題した記事を楽天証券コラムサイト「トウシル」に記しました。8月上旬の株式市場急落時に国内株式の投資信託に買いの動きがあったことを示した上で、「オルカンの国内株式5%が少ない!と思うならば、オルカンと日本株式投資信託を組み合わせるのは悪くないかも」としています。ただ、国内株式比率をどの程度にするのかは、かなり難問だとしています。山崎氏がいう通りにeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の日本株式比率5%が低いと思うならば、国内株式と外国株式の比率を考えるのに山崎氏の記事は参考になると思います。なお、個人的には世界中のその時々の市場判断を受け入れる考えですので、何も足さず、何も引かずオルカン1本でいいと思います。
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永遠の難問
詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。山崎氏は個人投資家がオルカンやS&P500指数連動投資信託といった外国株式を好む一方で、年金運用での国内株式と外国株式の比率は1:1~2:3ぐらいになっていると明かしています。国内株へのウエートが高すぎる「カントリーバイアス」が生じているという議論もあると述べています。何が効率的な資産配分かは、永遠の難問だとしています。個人的な意見としては、日本株式100%や新興国株式100%といった世界の時価総額に占める割合が小さい資産に極端な集中投資をしているのは別として、時価総額加重平均型の全世界株価指数、先進国株価指数、全米株価指数、S&P500指数といった世界の時価総額を一定程度以上カバーしている主要な株価指数に連動しているならば、そんなに違いはないと思います。迷うぐらいならば、全世界株価指数が基本かつ王道であると考えればいいと思います。株式内部の配分よりも、株式(リスク資産)と個人向け国債(無リスク資産)の配分の方がはるかに大切だと感じています。
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