こんにちは、モーニングスター・ダイレクトの調査で上場投資信託(ETF)を含む世界の投資信託でインデックス型の割合は2022年11月末時点で37.7%と2021年12月比で2.5ポイント上昇しました。比較可能なデータが取れる2008年1月以来で過去最大の割合となりました。日経電子版が26日報じました。日経電子版によると、株式ではより一層顕著でインデックス型の割合が49.3%と50%に迫っています。
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株式では5割近く
日経電子版によると、株式インデックス型投資信託のうち5割近くを占めるインデックス型は2021年12月比で2.5ポイント上昇しました。2022年10月末までに3,850億ドル(約51兆円)の資金が流入しました。一方でアクティブ型からは3,644億ドル流出しました。2005年以降で比較可能な世界の大型株で運用するアクティブ型ファンド1,116本のうち、11月末までの年初比リターンがMSCIワールド(配当込み)を上回ったのは全体の26%に相当する291本にとどまりました。この1,116本は比較的運用成績が良好で生き残ったファンドです。運用不振で償還されたファンドを含めるとアクティブ型の勝率は一層下落するのは想像に難くありません。
つみたてNISAのインデックス型は85%超
日経電子版によると、インデックス型の比率が大きくなる傾向は国内でも進んでいます。投資信託協会によると、国内で販売されている投資信託の純資産総額のうちインデックス型の比率は11月末現在で25.8%と2021年末から4ポイント超上昇し、過去最高を更新しました。純資産総額は22兆円と3兆円増です。5兆円減のアクティブ型投資信託とは対照的です。金融庁によると、積立型少額投資非課税制度(つみたてNISA)での買い付け額(2018年~2022年6月)に占めるインデックス型の比率は85.5%に達しています。2024年から導入が見込まれる制度恒久化・非課税保有期間無期限化された新NISA(拡充NISA)制度でも、低コストでつみたてNISA対象のインデックス型投資信託の残高が大きくなることを切に願っています。
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