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暴落は必ず来る

株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。ここ10年でもリーマン・ショックや新型コロナショックがありました。全世界株や米国株、先進国株は直近10年以上、新型コロナショックを含めたとしても年平均リターンが二桁代の好調な相場でした。長期的な年平均リターンとされる年5~7%と比べるといかに出来過ぎか分かります。そしていつ起きるかは分かりませんが、確実に言えるのは直近高値から30%を超える暴落は必ず来ます。株式資産が仮に半値になったとしても、ペースを変えずに投資を続けられるかどうか自分に問いかけたいです。

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リーマン・ショックで半値以下

 100年に1度の暴落と言われたリーマン・ショックでは強烈な株安と急速な円高が進み、米国株や先進国株を中心に大きく下落しました。円建てで見れば直近高値から50%を超える暴落でした。いつ下げ止まるか分からない中、こつこつ積み上げてきた資産が数カ月から1年で半値以下になってしまうのです。急激に下げ、回復基調に入ったかと思えばさらに急落するといった状況が複数回続きました。多くの投資家の心を折り、市場は大混乱でした。当時の様子を取り上げた動画を見ると、日本株のストップ安銘柄数がえげつない数になっています。当時の新聞報道は悲観一色で、株式投資の時代は終わったかのような雰囲気でした。

雷光のような急回復

宇宙

 しかし、リーマン・ショックで市場が打ちのめされ総悲観に包まれた中、機関投資家も予想できないタイミングで急激に株価は回復しました。株価下落に打ちのめされて投げ売りしてしまった投資家はもちろん、暴落を回避する形で売り抜けた人でさえも多くが買い戻すタイミングを見失って市場に戻れませんでした。直近高値を回復したのち、10年を超える記録的な好調相場に入りました。結局リーマン・ショックを経て資産を着実に増やすことができたのは、総悲観の雰囲気が広がった中でも淡々と毎月積み立て(一括)投資を続けてきた投資家でした。米国公認証券アナリスト会長やバンガード取締役などを歴任したチャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム第8版」によると、市場が大底から回復するごく初期に株式の長期的リターンのかなりの部分を得られるとしています。ただし、タイミングを図るのは優秀な機関投資家ですら極めて難しいと指摘しています。

「敗者のゲーム第8版」が6日発売されました。各種データを織り交ぜながらインデックス投資の優位性を解説しています。わずかな期間が株式の長期的なリターンの大半を占める検証結果を示し、タイミングを図る投資の危険性を警告しています。インデックス投資を続けるこつも示しています。新型コロナショックのデータも織り込まれています。暴落時に一番力になるのは、こうした歴史的な批判に耐え多くの人に読み継がれた株式投資の名著です。手元に取って常に読み返したい一冊です。

 

耐えられる資産配分を

 暴落に備える方法の一例を挙げます。生活防衛資金を6カ月以上(できれば2年以上)確保した上で、自分のリスク耐性に合った資産配分にすることです。全世界株などの時価総額加重平均型の低コストインデックスファンドと、全世界債券インデックスファンド(または国内債券インデックスファンド、個人向け国債変動10、インターネット預金)に分散投資をすることです。円高株安に備える意味ではドルと逆相関(円高ドル安で価格が上がる)傾向にあるゴールドのインデックスファンドに分散してもいいかもしれません。株式インデックスファンドと、債券インデックスファンドの配分は個人の資産状況、負債状況、家族環境、リスク耐性によって異なってくるので一概には言えません。ただ、指標の一つとして100ー年齢の比率で株式を保有し、年齢の比率を債券などにするといった考え方が昔からあります。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今回は筆者自身の自戒の念を込めて書きました。

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