一昨年から年末年始の風物詩になっているのが「1月に成長投資枠240万円一括投資」勢による交流サイト(SNS)での書き込みです。5年で少額投資非課税制度(NISA)の生涯投資枠を埋めることに躍起になっている人もいるようです。受け入れられるリスク(リスク許容度)の範囲内で、かつ課税口座からの移し替えならばおおむね合理的な行動ともいえます。しかし、こういった発信に惑わされる必要は全くありません。そもそも置かれた状況は人それぞれ違いますので、気にする必要はありません。しかも、リスク許容度を上回る投資をするのは運用を続けられる原因につながりかねません。大変申し訳ないのですが、正直言って毎月の運用額や追加投資枠をいちいちSNSでアピールしている人を個人的にはダサいと思っています(笑)
NISA枠は逃げないし、なくならない

そもそも、NISAの生涯投資枠1,800万円はだれに対しても平等にあります。旧NISAやiDeCoのように、その月や年に埋められなかった枠が二度と戻ってこないという性質のものではありません。全力ダッシュで最速で埋めようと、自分のペースで10年、15年、20年をかけて埋めようと、平等に簿価(購入額)ベースで1,800万円まで埋めることができます。月10万円を超えるリスク資産への追加投資を考えている人以外は、正直成長投資枠なんてないものと考えても全く問題ありません。成長投資枠は表向き個別株式や上場投資信託(ETF)、アクティブファンドで運用したい人向けのものでありますが、金融庁の本音は課税口座や預貯金にまとまったお金があるものの、月の収入が大きくない退職者以降の人が移し替え目的で使ってほしいといったところであるのは優に想像できます。


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