少額投資非課税制度(NISA)つみたて投資枠対象の全世界株式インデックスファンドを対象に、今年10月末時点の過去1年のリターンを比較した記事が日経電子版に掲載されました。首位はeMAXIS Slim 全世界株式(スリム3地域均等)でリターンは25.0%でした。記事にある通り、スリム3地域均等型は先進国株式(除く日本)、新興国株式、日本株式の3指数を均等に組み合わせるた運用を目指す投資信託です。2位はニッセイ・インデックスパッケージ(ニッセイ3地域均等)で24.6%、3位は楽天・全世界株式(除く米国)インデックスファンド(楽天VXUS)で24.0%でした。上位3投資信託とも米国株式の比率が時価総額加重平均(市場平均)よりも著しく低い、もしくはゼロの割合の全世界株式ファンドです。米国株式が相対的に強い年もあれば、米国株式以外が相対的に強い年もありうるので特に驚きはありません。
時価総額加重平均型が王道

全世界株インデックス型のリターン、3地域均等型や米国株除くが健闘 - 日本経済新聞
全世界株型インデックスファンドの中でも、米国株の組み入れ比率が相対的に低いタイプが健闘している。新NISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠向け全世界株型を対象に、過去1年のリターンを比較した。首位は「eMAXIS Slim 全世界株式...
詳しい記事の内容は上のリンク(有料会員限定記事)をご覧ください。4位以下には全世界株式を丸ごと組み入れる基本的な全世界株式インデックスファンドが並びました。代表的なところで言えば、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が21.4%で6位、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天オルカン、楽カン)が21.2%で10位でした。「何も足さず、何も引かず」市場判断の総和通りに保有する時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドが基本かつ王道です。配分をその時々の市場全体に合わせ、自動で調整してくれます。

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