上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2025年上半期資金流出入額ランキング(推計)で、流入額1位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)で1兆2,382億円でした。2位はeMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)で、1兆1,881億円となっています。日経電子版が報じました。低コストで時価総額加重平均型の全世界株式、S&P500指数に連動する投資信託は4本がトップ10入りしています。特にオルカンやスリムS&P500は3位以下を大きく引き離しています。後述する課題はあるものの、おおむね真っ当な投資信託が評価されていると思います。

1〜6月の投資信託、「オルカン」が資金流入額トップ - 日本経済新聞
2025年上半期(1〜6月)に資金流出入額が多かった投資信託はどれか。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF、ラップ・SMA専用、償還除く)を対象に、設定額から解約額を差し引いた資金流出入額(推計値)でランキングした。流入超過額...
毎月分配型がしつこく人気

詳しい記事の内容はリード文下のリンクをご覧ください。無料記事でしたのでランキング画像もご参照下さい。オルカンなどの低コストインデックス型が4本ランクインしている一方、高コストかつ元本払戻金が横行している毎月分配型投資信託が3本もトップ10入りしています。特にここ2~3カ月は週によってはオルカンをも凌ぐ勢いで資金流入している毎月分配型投資信託さえあります。資産形成層であろうと、高齢者であろうと保有する合理的理由は一切見い出せません。わざわざ高いコストを払い、元本払戻金を受け取って喜ぶ気持ちが全く理解できません。取り崩しながら運用したいならば、楽天証券やSBI証券で導入されている毎月定率もしくは定額売却サービスを活用し、オルカンなどの低コストインデックスファンドを保有すれば済む話です。なお、私自身は必要なときに必要分を取り崩す派です。
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