こんにちは、週明け7日の東証株価指数(TOPIX)や日経平均は大幅続落で始まると思います。先週末4日の米国S&P500指数は2日続けて大幅続落したのに連動し、TOPIXや日経平均は時間外取引で4.5%下落しています。交流サイト(SNS)、テレビ、新聞で下落幅を連呼するように報じられるかもしれません。普段リスク資産を運用していない人も話題にする可能性もあります。不必要な売買をする必要も、不安で投げ売りする必要も、買い時だと資金をつっこむ必要もないと思います(個人の自由で売買判断は心よりも尊重しますが…)。個人的な主観ですが、リスク許容度の範囲内でリスク資産と無リスク資産の配分を守り、いつもどおり運用している人が一番かっこいいと思います。
楽天証券広告
全世界株式もリスクがあるからこそ

時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドが国・地域別、通貨建て別、業種別、銘柄別を考慮すれば、株式投資信託の中で一番世界の市場平均に近く分散が効いていると言えると思います。しかし、何だかんだ言って株式です。リスクは相応に大きいです。リスクの面で言えば先進国株式、全米株式、S&P500インデックスファンドもまた然りです。年にプラスマイナス20数%動くことは普通にありますし、50%前後動くことも起こりえます。リーマン・ショック時には最高値から50数%下落しました。しかし、リスクがあるからこそ、リスクを取ったことによるリターン(リスクプレミアム)が見込めます。仮に全世界株式インデックスファンドが極めて小さいリスクでリターンが見込めるならば、年平均数%といわれている期待リターンは到底見込めなくなります。投資家がこぞって買って高値がつき、上昇余地は小さくなるのが目に見えています。一般に低リスクとされる日本や先進国国債の期待リターンは総じて低いです(なお、外国債券のリスクの大半は為替リスクで、為替リスクの期待リターンは一般にはゼロと考えられています)。無リスク(発行体の債務不履行はごくごく稀に起こりえますが一般的にはゼロとみなせるレベルであり無リスクとしています)で金利分必ずリターンが見込める資産に個人向け国債や普通預貯金、定期預貯金がありますが、無リスクであるものの期待リターンは相当低いです(無リスク金利分しかありません)。なお、株価指数の2倍などに連動するレバレッジファンドは増加するリスクに対し、期待リターンも上昇するかもしれませんがリスクに対して割に合わなくなる場合が多いです。金融派生商品(デリバティブ取引)が中心となり、保有コストも大きく上昇します。
コメント