こんにちは、低コストインデックスファンドシリーズ「eMAXIS Slim」シリーズのインデックスファンドに1日で3,000億円超の資金純流入がありました。運用会社の三菱UFJアセットマネジメント(三菱AM)が発表しました。発表によると、2025年第3営業日に記録しました。第3営業日は初日の申し込み分がファンドに計上される日です。前年も1日で1,700億円程度の資金純流入がありましたが、大きく上回りました。2024年末に注文があった分が計上される第1営業日、第2営業日も2025年が前年比を大きく上回っています。月初は多くの人が少額投資非課税制度(NISA)や課税口座の毎月積立設定日としているケースが多いとされていますが、1月は年初に成長投資枠を一気に埋めたり、つみたて投資枠のボーナス設定をしたりしている人がいるため、大きな資金純流入が出やすいとみられています。今年は昨年以上にその傾向が強まったとみています。
https://www.am.mufg.jp/corp/topics/__icsFiles/afieldfile/2025/01/09/oshirase_250109.pdf
オルカン1日で1,500億円超、スリムS&P5001,600億円超
詳しい記事の内容は上のリンクや画像をご覧ください。発表によると、2025年第3営業日のオルカンの資金純流入額は1,500億円超、スリムS&P500は1,600億円超で、いずれも前年を大きく上回りました。この2本で資金純流入の大半を占めています。なお、eMAXIS Slimシリーズの2024年通年の資金純流入額は4兆9,000億円超で、うち、オルカンは2兆3,000億円超を記録しました。eMAXIS Slimシリーズのような低コスト投資信託に人気が集まり、特に「長期分散低コスト」を地でいく時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドであるオルカンが大きく資金純流入を集めることは、日本のインデックス投資環境が大きく整備され、真っ当な金融商品を多くの人が選んでいるという一つのデータになると思います。
リスク許容度の範囲内で、他人と競うな!!
とはいえ、投資はリスク許容度の範囲内で、リスク資産と無リスク資産の配分を守って運用を続けることが大切です。交流サイト(SNS)でたまに見かける年初にNISA一括投資勢の書き込みに煽られたり、昨年の年初一括投資の歴史上まれな好成績に目がくらんだりして、リスク許容度を大きく上回る無理なペースで投資をするのは考えものです。株価の急落や暴落に耐えられなくなり、リスク資産運用を続けられなくなる危険性を高めるただの危険運転です。一般道を240キロで暴走するようなものと考えてもいいです。人は人、自分は自分です。資産運用で他人と比較したり、他人と競おうとする考えは有害でしかありません。ただ不幸になる確率を高めるだけです。自分の金融資産や投資額をひけらかし「あなたはどうですか」とやたらと聞いてくる発信者はインプレッション目的かどうかは分かりかねますが、いずれにしても有害極まりないです。悪徳商材屋かただの「(自主規制)」なので、ミュートを激しく推奨します。無論、リスク許容度の範囲内で、リスク資産と無リスク資産の配分を守ったうえでNISAに年初一括投資をしているならば、極めて合理的な投資判断であると申し添えます。
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