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新NISA利用率31.0%

NISA恒久化イメージ 株式投資の心構え
NISAの抜本的拡充・恒久化イメージ(金融庁資料より引用)
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 こんにちは、QUICK資産運用研究所による調査によると、少額投資非課税制度(NISA)の利用者は1,571人と回答者5,075人のうち31.0%にとどまりました。利用していないが57.2%、分からないが11.8%でした。なお、未利用者の42.6%が利用予定がないといいます。日経電子版が報じました。日経系の調査ですので経済や金融、NISA、資産運用に一般に関心の高い層が答えているとみられる割には、低い結果だなあというのが正直な感想です。まだまだNISA口座開設は伸びる余地が十分にありそうです。

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NISA利用者の70.7%が運用益確保

新NISAの利用者、7割超が運用益確保 QUICK資産運用研究所調査 - 日本経済新聞
2024年1月に始まった新NISA(少額投資非課税制度)。QUICK資産運用研究所が11月に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」によると、制度を利用している人は全体の3割超にのぼる。その大半が運用益を確保していることがわかった。新NI...

 詳しい記事の内容は日経電子版の該当記事をご覧下さい。様々なアンケート結果が掲載されています。日経電子版によると、11月の調査時点でNISAを活用していて運用損益がプラスと回答した人は70.7%でした。損益区分別では「プラス10以上30%未満」が32.4%と最多でした。時価総額加重平均型の全世界株価指数など主要株価指数が年初来で大きくプラスなので、損益がプラスの人が多いのは当然と言えます。主要インデックスファンドに投資を続けていた人のほとんどがプラスだと推測できます。マイナスの人は夏の急落時に売ってしまってその後の上昇を逃した人や下がってしまった個別株式やアクティブファンドを買ってしまった人だと思います。NISAでつみたて投資枠と成長投資枠両方を利用している人のうち、上限までフル活用している人は18.4%でした。かなり条件を限定したうえでの2割未満です。全体で考えれば、もっともっと少ないです。交流サイト(SNS)ではフル利用している人の一部の声があまりにも大きいため(笑)多いように感じますが、実際にはかなりの少数派であることが裏付けられたと言えます。金融レベルが高い人ほどNISAを利用していると付言しています。金融に関する問題を問いてもらい、正解数に応じてAからDまで4段階にレベル分けしたところ、最高ランクのAレベルでのNISA利用者が62.0%と高く出ました。最低のDレベルでは13.7%でした。日経電子版はNISAの利用促進に金融リテラシーの底上げが鍵になるとしています。NISAを利用するにせよ、iDeCoを活用するにせよ、リスク資産に投資する上では最低限の金融知識は必要だと思います。よく分からないまま人に言われたからするのは、いい結果を招きにくいです。焦って始める必要は決してありません。今年も一年間大変お世話になります。皆様の御多幸をご祈念します。

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