こんにちは、低コストで時価総額加重平均型のS&P500指数に連動するインデックスファンド「eMAXIS Slim 米国株式」(スリム米国株式)は28日、純資産総額が5兆7,695億円となり、国内公募追加型株式投資信託で歴代1位の規模となりました。2008年8月にグローバル・ソブリン・オープン毎月決算型(グロソブ)が記録した5兆7,685億円を更新しました。かつて日本の投資信託と言えば毎月分配型投資信託が幅をきかせておりグロソブはその象徴ともいえる存在でしたが、主軸株価指数に連動する低コストインデックスファンドのスリム米国株式がグロソブの記録を超えたのは日本の投資信託を取り巻く環境が良くなってきている表れの一つだと思います。運用会社の三菱UFJアセットマネジメント(三菱AM)と日経電子版が報じました。
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オルカンもいずれ更新
https://www.am.mufg.jp/fund/topics/__icsFiles/afieldfile/2024/10/28/253266_241028.pdf
三菱AMのプレスリリース
日経電子版の該当記事(有料会員限定記事)
28日現在、投資信託純資産総額ランキングのトップ5のうち4本が基軸株価指数に連動する低コストインデックスファンドです。スリム米国株式以外では、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が4兆5,557億円で2位、SBI・V・S&P500インデックスファンド(SBIVOO)が1兆8,913億円で4位、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が1兆7,235億円で5位です。日経電子版によると、オルカンは今年に入り、スリム米国株式を上回るペースの資金純流入額となっています。1~9月の資金純流入額は1兆9,000億円と全投資信託トップで、スリム米国株式は2位の1兆5,000億円となっています。オルカンもいずれ、グロソブの更新を超えるのは間違いないと思います。日経電子版はスリム米国株式が人気投資信託となった理由として①手数料の安さ②好調な運用成績-を挙げています。運用管理費(信託報酬)は年0.09372%と極めて低く、100万円を運用した場合の年間信託報酬は972円です。スリム米国株式とその運用会社、販売会社、信託銀行の皆様、インデックス投資家の皆様、スリム米国株式の保有者の皆様、おめでとうございます。
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