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年金想定利回り名目1.8~5.4%

GPIF2023年第3四半期 株式投資の心構え
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 こんにちは、厚労省は12日、公的年金制度の給付水準を点検する財政検証に向け、前提となる長期の経済シナリオ4つを示しました。年金積立金の名目運用利回りは年1.8~5.4%で、4つのシナリオのうち2つで過去の年金運用実績を上回ります。国内の新聞社や通信社が報じました。なお、いずれのシナリオでも物価上昇率を名目運用利回りが上回り、実質運用利回りは年1.3~1.7%と推計しています。確かに厚労省の試算通りになるかどうかは分かりません。しかし「日本の年金は破綻する」などの根拠なき陰謀論に耳を貸す必要は全くないと思います。少なくとも国民年金保険料を払わなかったり、不安を煽られて貯蓄型保険やアクティブファンド、その他謎の資産運用に高い手数料を払って加入、投資をしたりする必要は全くありません。

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楽観も悲観もせず、淡々と運用

GPIF2023年第3四半期

 報道によると、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2022年度までの22年間の名目平均利回りは年3.6%でした。「長期、分散、低コスト」の原則を貫き、適切なリスクを取って国内外の債券や株式で運用を続けてきた結果です。厚労省の試算のうち、名目運用利回りが「成長実現」で年5.4%、「長期安定」で年5.2%とGPIFの過去の平均運用利回りを上回る予測です。「現状投影」で年3.0%、「ゼロ成長」で年1.8%です。繰り返しますが、いずれのシナリオでも、物価上昇率は上回っています。実質運用利回りは「成長実現」で年」1.4%、「長期安定」と「現状投影」で年1.7%、「ゼロ成長」で1.3%です。楽観する必要も、悲観する必要もないと思います。個人でもGPIF同様に「長期、分散、低コスト」を基本線に、リスク許容度の範囲内でリスク資産と無リスク資産で淡々と運用していけばいいと思います。

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