こんにちは、2023年度の公募投資信託への純流入額1位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)で、1.4兆円の純流入がありました。公募投資信託全体の純流入額が過去最高の13.3兆円ですので1銘柄で1割超を占めます。オルカンをはじめとする海外株式型が人気を集め、5割弱の6.4兆円となりました。なお株式型投資信託に対しては7割程度を占めています。12日付日経朝刊で報じられました。日経は①少額投資非課税制度(NISA)を通じた積み立て投資の拡大②運用コストが重要という認識が浸透-を指摘しています。さらに、日本株式投資信託で強く見らていた逆張り(短期売買)傾向が和らいでいるとも付言しています。
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日本の投信環境は劇的に良く
公募投信に昨年度13兆円、過去最高 個人マネーに新潮流 積み立て拡大/コスト重視 - 日本経済新聞
個人マネーが投資信託に流入している。投資信託協会が11日発表した投信概況によれば、2023年度の公募投信への純流入額(購入から解約などを引いた値)は13兆円を超え、過去最高だったった。身近な物やサービスの価格が上がるなか、現預金の実質価値の...
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詳しい記事の内容は朝刊または日経電子版でご覧ください。日経朝刊の記事でも指摘している通り、かつての日本の投資信託の純資産総額人気トップ10には毎月分配型(毎月決算型)投資信託が並んでいました。純資産総額の日本記録はグローバル・ソブリン・オープン毎月分配型(グロソブ)が持っています。各運用会社は分配率を競い合い、元本から取り崩す(タコ足分配)も平気で実施していました(実は今の毎月分配型や多数回分配型もわずかにましにはなりましたが傾向は大きく変わっていません)。これに対し、今の投資信託純資産総額ランキングトップ5のうち、1本は毎月分配型であるものの、残り4本はNISAつみたて投資枠・成長投資枠対象の低コストインデックスファンドが占めています。なお、1位はeMAXIS Slim 米国株式(これも超低コストインデックスファンドです)、2位はオルカンです。日本の投資信託をめぐる環境は著しく良くなっています。
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